<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

私立

なごやがくげい

名古屋学芸大学

名古屋学芸大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中

生物

2023年度入試の問題分析

2月6日、2月7日、2月8日実施の入試はいずれも、大問は5題からなる。解答は選択型のマークシート方式である。計算問題や考察問題も出題されているが、教科書の基本的な内容を問うものが中心であり、難易度は標準である。解答する問題の数は43~45個であった。2023年度入試の特徴として、2022年度と同様に大問4が生態分野からの出題であり、この分野から大問で2題出題されていた。また、2022年度に大幅に増加した「正しい記述を過不足なく含むものを選ぶ」問題が2023年度も多く出題された。

2月6日実施

【1】生物の共通性と多様性、【2】体細胞分裂、【3】自律神経系・内分泌系、【4】バイオーム、暖かさの指数、【5】生態系のバランス

2月7日実施

【1】顕微鏡の使い方、【2】遺伝子の本体、DNAの構造、遺伝子発現、【3】血液循環、酸素解離曲線、【4】世界のバイオーム、【5】生態系の保全

2月8日実施

【1】細胞の構造、代謝、【2】細胞周期、【3】免疫、ABO式血液型、【4】植生の遷移、【5】生態系の保全

2024年度入試対策・学習アドバイス

全分野からまんべんなく出題されている

生物基礎の全分野からまんべんなく出題されており、全日程で生物基礎の大半の内容が出題されている。知識問題、計算問題、考察問題がバランスよく出題されており、学習の成果が的確に評価されると思われる。

「答えをひとつ選ぶ」形式の問題ばかりではない

2023年度の入試では、正しい記述を過不足なく含むものを選ぶ問題が多く出題されており、一つひとつの事柄について、的確な知識が必要となる。また、共通テストでも見られる形式なので注意しておこう。

特定の分野から様々な内容が問われる

まずは、苦手な分野を克服しよう。そして、文章の正誤を問うものでは、詳細な知識が必要なケースもあるので、教科書の文章にはくまなく目を通し、選択型の問題を解くときには、誤りの部分を正しく直すようにしよう。

計算問題も出題される

2023年度は、ミクロメーターに関する問題、DNAの塩基の割合、複製速度を求める問題、PCR法でDNAが何倍に増幅されるかを求める問題、アミノ酸ひとつを指定する塩基の個数を求める問題、細胞周期の長さや各時期の長さを求める問題、酸素解離曲線に関する問題、暖かさの指数、生物濃縮や生活排水に関する計算問題が出題された。毎年、似た内容の問題が出題されるので、過去の入試問題を利用して演習をしよう。

考察問題も出題される

2023年度は、細胞周期に関する考察問題、実験結果から血液型を判断する問題、植生の様子から遷移の進行の順を考える問題などが出題された。知識だけで解くのではなく、問題文をきちんと読み、内容を理解して解く必要がある。

対策

まずは、教科書の内容を十分に理解したうえで、普段使用している教科書傍用の問題集を用いて、確実な知識をつける。その後、計算問題や考察型の問題に取り組む。これらの問題はただやり方や答えを覚えるのではなく、どのように考え、どのように解くのかを理解することが重要である。また、模擬試験の復習時には、正誤に関わらず解説を熟読し、知識が抜けているところがないかを確認してほしい。一通りの学習ができたら、過去の入試問題を解き、同じ分野の問題を再度、教科書傍用の問題集で演習しておくとよい。

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