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入試対策情報

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2021年度入試の問題分析

すべてマークシート方式による解答方式。解答時間は60分。全部で4題の大問から構成されており、出題形式に関しては2019年度以降大きな変更は見られない。

大問別の特徴を述べると、大問1は500語程度の長文総合問題で、下線部の意味を問う問題、空所補充問題、内容一致問題が出題されている。大問2は会話文の問題で、大問1と同様に下線部の意味を問う問題、空所補充問題、内容一致問題が出題されている。大問3は短文空所補充問題。基本的な文法・語法・イディオムの知識を問う問題や、基本的な単語の意味を問う問題が出題されている。大問4は並べ替えの問題で、文法・動詞の語法・構文などの知識を用いて、与えられた日本文の意味になるように英文を完成させることを求められている。

すべての大問で基本〜標準レベルの問題が出題されており、英語の試験としてはとてもバランスのとれた良問となっている。

2022年度入試対策・学習アドバイス

1:長文総合問題の対策

2021年度に出題された下線部の意味を問う問題では、fulfill、numerousなど基本的な語彙(ごい)力が問われている。これと決めた1冊の単語帳を毎日コツコツ覚えることが得点に直結する。また、householdが「家族」といった受験生にとってなじみのある意味ではなく、「よく知られた」の意味で登場していた。受験生には少し難しく感じるだろうが、前後の文脈から意味を類推することができるので諦めずに対処したい。さらに、下線部のthatと同じ意味で使われているものを選ぶ、いわゆる用法選択問題も出題されている。対策としてthat・as・to不定詞などの用法や、term・figure・caseといった多義語の意味を整理しておこう。長めの下線部の意味を問う問題は和訳問題である。マークシート方式だからといって、文構造の把握をおろそかにしないように気をつけたい。

2:会話文問題の対策

難しい会話表現などは出題されておらず、基本的な会話表現を押さえて前後関係を把握すれば解答できる問題が多く出題されている。過去問を利用して会話形式に慣れることが対策となる。

3:短文空所補充問題の対策

2021年度入試では、時制・助動詞・準動詞・接続詞・前置詞・語彙(ごい)・イディオムなど様々な分野からまんべんなく出題されている。基本的なレベルの文法・語法問題をバランス良く学習することが求められる。参考書などで対策する場合には答えの根拠を説明できることをゴールに設定してほしい。解答の根拠が説明できれば、似たような問題が本番で出題されても解答することができる。

4:並べ替え問題の対策

2021年度入試では<help+人+動詞の原形>が解答のポイントとなる問題が出題されている。helpのような基本的な動詞がどんな型をとるのか整理しておくとよい。またkeep in touch with A「Aと連絡を取る」といったイディオムの知識や、Were I in your placeといった仮定法の倒置、つまり文法の知識を問う問題も出題されている。文法・動詞の語法・イディオムをきちんと理解し、構文を含んだ例文を暗唱することが並べ替え問題の対策となる。