大阪医科薬科大学大学からのお知らせ 入試対策情報
※昨年度(2026年4月入学)情報を掲載中
化学(医学部)
2025年度入試の問題分析
2025年度の一般選抜前期での出題数は大問4題、全問記述形式の問題であった。計算問題は4問出題され、2024年度から変化はなかった。なお、2024年度では2問あった論述問題は出題されなかった。出題内容は、[Ⅰ]電子軌道と化学結合、結合の共有結合性とイオン結合性(計算問題2問〈軌道の混合比、分子中の電荷〉)、[Ⅱ]アスコルビン酸の酸化還元反応(計算問題1問〈アスコルビン酸を負極活物質とした電池から流れた電気量〉)、[Ⅲ]メチルオレンジの合成実験(計算問題1問〈メチルオレンジの収率〉)、[Ⅳ]糖類の性質、アミグダリンの加水分解(計算問題1問〈デンプンの加水分解の割合、有効数字の指定なし〉)。試験時間は理科2科目で120分となっており、難易度は基本〜標準の問題が中心だが、難度の高い内容も含まれる。知識について的確に答える能力が必要なのは当然であるが、通常の問題演習で扱うことが少ない内容について考えさせる問題(思考力を見る問題)が含まれることが多いので、問題文をよく読解して考え、解答する能力が必要である。
2026年度入試対策・学習アドバイス
標準問題をやり込もう
理論分野からは、化学結合、中和滴定や酸化還元滴定、電池・電気分解、反応速度と化学平衡、電離平衡などからの出題が多いが、どの分野にも対応できるようにしておく必要がある。また、無機分野からも反応式などの知識問題が出題されるので注意が必要だ。有機分野からは、脂肪族、芳香族の反応だけでなく、糖やアミノ酸、タンパク質、核酸、合成高分子化合物の分野からも出題されるので、知識を正確に記憶しておくことが必要である。難度の高い問題が含まれることもあるが、教科書の内容をきちんと理解しておれば、解答できる問題がほとんどだ。初めから難問題集を解くのではなく、教科書や標準問題集を中心に演習を行い、基本事項の徹底理解に努めること。
論述対策もおこたらないようにしよう
論述問題が出題されることもある。「なぜそのようになるのか」という疑問を常に持って学習し、参考書などで知り得た内容を、短文形式にまとめる練習をしておくとよい。普段から自分の言葉で文章にまとめる練習をしておかないと、試験会場で急には書けない。
有機分野からの出題は必ずある
有機分野からの出題は必ずある。年度によっては全体の50%以上が有機分野のときもある。構造決定の問題が出題されることもあるので注意すること。また、天然有機化合物や合成高分子に関する知識もしっかりと定着させておこう。
無機分野もしっかり勉強しよう
無機分野からの出題もある。しかも、電気分解や電離平衡などの理論分野を絡めて出題されることもあるので、無機全般の知識を確実に理解しておく必要がある。無機分野はおろそかになりがちだが、合格には高得点が必要だ。
過去問を解いてみよう
標準的な演習を繰り返した後は、大阪医科薬科大学特有の出題形式に慣れる必要がある。有効数字の指定は、大問の冒頭部分に書かれていたり、設問中に書かれていたりする。また、有効数字の指定のない場合は、計算に用いた数値の最小桁数に合わせて解答するのが原則である。過去問を実際に解答してみることで、計算処理の練習をし、時間配分についても対策しておく必要がある。


