
※前年度情報を掲載中
英語
2022年度入試の問題分析
一般入試前期A日程1日目の問題を分析すると、第I問は、会話のやり取りを読み取る問題。第II問は、「案内」を読み取る問題。第III問は、表・グラフ・数値などといったビジュアル情報と絡めた読解問題。第IV問は、論説文の長文読解問題。第V問は、文章のなかで語句整序(計3問)と内容を読み取らせる(1問)形式の問題。
一般入試前期A日程2日目に関しては、第I問は、会話のやり取りを読み取る問題。第II問は、「案内ポスター」を読み取る問題。第III問は、空所補充形式の文法語法問題。第IV問は、論説文の長文読解問題。第V問は、文章のなかで語句整序(計3問)と内容を読み取らせる(1問)形式の問題。
両日程ともに、解答はすべて選択式。全体を通して設問の難易度は標準レベルであるが、試験時間は70分しかなので、ある程度のスピードで処理していく能力が要求される。
2023年度入試対策・学習アドバイス
文脈を読み取る力を身につけよう
基本的な語彙・文法・語法・イディオム・構文の知識を身につけるとともに、文脈を読み取る力を身につけることが必須である。そのためには、ある程度の分量からなる英文を読み、段落ごとの要旨や英文全体の大意をつかみ取る練習を積み重ねることが極めて重要である。この練習が、速読につながるだけではなく、「内容一致」や「英文のタイトル選択」の問題を解くときに生きてくるからだ。また、空所補充問題は、設問部分の前後関係から答えを出せるものもあるので、問題を解くときには、前後の文脈をしっかり読むことも意識しよう。会話問題は、決まりきった会話表現の知識を問うような問題はあまり見られない。基本的な読解力や語彙・語法・イディオムの知識で解ける問題が中心なので、会話表現集などに手を出す必要は特にない。長文読解問題の学習と同じく、文脈を読み取る力や語彙・語法・イディオムの知識をコツコツ身につけよう。
ビジュアル問題に慣れよう
一般入試前期A日程1日目では、広告・表・グラフといったビジュアル情報に関する問題が出題されている。この手の問題を解くときに注意したいことは、まずは設問から必要とされていることをきちんと読み取り、次にその要求事項をビジュアル情報のなかから探し出していくという「情報検索」の読み方を行うことである。そうすれば、効率よく問題が解けるだろう。このような「情報を能動的に収集していく」姿勢を養うには、ある程度の慣れが必要不可欠である。大阪工業大学の過去問はもちろんのことながら、その他ビジュアル問題を出す大学の過去問を利用して練習するとよい。
語句整序問題の基礎力を養おう
語句整序問題は、両日程ともに選択肢に不要語句がひとつ含まれているので注意を要するが、問われている知識そのものは標準的である。系統としては、語法や熟語表現の知識から英文を組み立てていくものと、各文法単元における例文レベルの知識から英文を組み立てるものに分かれる。文法・語法の問題集や熟語集などを利用し、典型的な表現になるべく多く触れて知識をつけておきたい。また、過去問を通して、下線部が施された英文の全体的な構造を把握しながら、与えられた語(句)からどういった文法・語法・イディオムなど知識が問われているのか素早く見抜く力もつけておきたい。