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入試対策情報

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化学

2022年度入試の問題分析

出題形式はどの日程でも変わらず、2022年度も大問4題で構成され、各設問は計算・記述・選択問題など多岐にわたる。試験時間は70分(医学部は2科目で120分)で、標準的な問題を中心に出題される。分量は毎年ほぼ同じだが、ここ数年は問題文が長くなり、難度が上がっている。

[1]小問集合:小問3問のうち1問は計算問題が出題される。2022年度は計算問題が2問出題された日程もあった。理論・無機・有機と多岐にわたって出題される。組み合わせ式(組解答)の選択肢の場合があり、基本問題だが侮れず、時間配分が難しい。

[2]無機分野:周期表や各族の反応と性質についての出題が中心である。金属イオンの系統分離に関する問題の出題が多い。問題文を穴埋めする場合、物質名や化学式の選択肢がある。また、近年は錯塩や合金に関する総合問題の出題も多く、要注意である。

[3]理論分野:気体・熱化学・酸塩基・電気化学・反応速度・化学平衡などが出題される。標準的な問題の出題だが、思考力を問われる設問も増加し体感的な難しさがある。計算問題は有効数字が指定されるが、やや重い計算も含まれる。

[4]有機分野:脂肪族・芳香族が中心の出題で標準的な問題が多いが、天然高分子や合成高分子からの出題もあり難度が上がるときがある。問題文を穴埋めする場合、物質名や人名の選択肢がある。構造式の解答例は解答用紙に記載されている。

2023年度入試対策・学習アドバイス

まず、基本事項の整理を

標準問題を中心とした出題であり、基本~標準問題の演習を積み重ねて基礎力を充実させたい。そのためにはまず、基本事項を徹底的に整理することから始めてみよう。人名に関する問題も出題されやすくチェックしておくこと。

【理論分野】化学結合・結晶格子・気体や物質の三態・溶液の性質・酸と塩基・酸化還元・電池・電気分解・反応速度・化学平衡(電離平衡・溶解度積も含む)を中心に基本事項を整理し、計算問題を演習すること。

【無機分野】周期表に関連させ、同族元素ごとにそれぞれの性質を整理し、化学反応式が書けるようにしておくこと。金属イオンの系統分離は出題頻度が高いので、演習も含めてしっかり準備しよう。錯塩や合金に関する問題も要注意である。

【有機分野】丸暗記中心にならないように、項目別に反応を系統立てて整理しよう。特に芳香族化合物は要注意である。また、天然高分子(糖類・アミノ酸やタンパク質・生命分野)や油脂および合成高分子は早めに整理して、苦手意識が強くならないように注意したい。高分子の計算問題は繰り返し演習して問題に慣れておくこと。

類題演習で内容の定着を

全日程で出題形式と難易度がほぼ同じであり、合格には志望学部の過年度の問題だけでなく、他学部(他日程)の問題も必ず解き、類題演習を繰り返して各分野の内容の定着を図ってほしい。計算問題は、普段から電卓を使わずに効率よい計算に慣れておくこと。

◆理学部・工学部◆

時間内で7割の得点をめざすこと。

◆薬学部◆

時間内で8割以上の得点をめざすこと。特に化学は高得点を必要とするので、計算ミスを含めケアレス・ミスに注意すること。

◆医学部医学科◆

ほぼ満点(9割ではない!)が必要であり、ケアレス・ミスが致命傷となるので注意すること。

入試問い合わせ先

  • 【担当部署】
    入学センター
    【電話番号】
    092-871-6631
    【所在地】
    福岡市城南区七隈八丁目19-1

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