<入試科目の掲載について>
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私立

きょうとさんぎょう

京都産業大学

京都産業大学大学からのお知らせ ゼミ研究室紹介

掲載している内容は、2022年6月時点のものです(取材は2021年6月)

経営学部
箕輪雅美ゼミ(経営戦略論)

箕輪ゼミの1枚!

学生さんですよね?きちんとスーツを着てかっこいいですね。

私のゼミの、あるグループが「経営学部ゼミ活動報告大会」で優勝し、表彰されている写真(2019年撮影)です。

優勝!すごいですね。どんな内容の研究だったのですか?

自分たちで作ったビジネスプラン「外国人観光客の荷物を半分にする究極のホスピタリティ ホテルユニクロ」です。内容はこの後にお話ししましょう。

企業や組織の「成功の理由」を論理的に解明
学生自身でビジネスプランも作成

ゼミの内容

企業・組織のビジネスモデルに注目し
成功の理由を解明

東京ディズニーランド、AKB48、ジャニーズ事務所、電通などのビジネスモデルに注目し、優れた業績を上げる企業と、そうでない企業との違いを研究している箕輪雅美先生。ゼミでも、ゼミ生が選んだ企業や組織などについて、自分たちの手でビジネスモデルの分析を行い、成功の理由を解明している。

そのための基礎として、2年生は論理的思考法のトレーニングを行う。世の中に流布する常識の批判的分析を通して、因果関係を正しく把握する力を身につけるのもそのひとつ。箕輪先生は言う。「『社員が元気な企業は業績がいい』といわれますが、本当にそうでしょうか?『企業の業績がいいから社員が元気』という正反対の因果関係が存在している可能性はないでしょうか? 常識を疑い、大切なことは自分の頭で考えてから結論を出す。そんな習慣を身につけてほしいのです」

ゼミの特徴

学生自身で経営戦略を立て
ビジネスモデルを作成

箕輪ゼミの特徴は、理論を学び、企業の戦略を研究するだけでなく、3人程度のグループごとに学生自身で経営戦略を立て、ビジネスプランの作成まで行っている点だ。

例えば、2019年開催の「経営学部ゼミ活動報告大会」で優勝した「外国人観光客の荷物を半分にする究極のホスピタリティ ホテルユニクロ」も、あるグループの作成したビジネスプラン。中堅のビジネスホテルチェーンを「ホテルユニクロ」とし、全客室に無料でユニクロのカジュアルウエアを貸し出すというものだ。

ユニクロには無償でウエアの提供を依頼する。欧米市場への進出を狙うユニクロにとって、欧米からの宿泊客は重要な潜在顧客と想定。「ホテルユニクロ」のネーミングライツの無償提供による欧州顧客へのブランディング戦略に加え、製品を体験する機会の提供、アンケート結果を商品の改善や開発に活用するテストマーケティングの仕組みの提供など、ユニクロ側へもメリットを提供できることから、実現可能性が高いと判断したものだ。

学びのおもしろさ

優れた戦略の意味を理解して
感動できるようになる

京都産業大学経営学部のゼミは、2年生からスタートする。興味のあるテーマを3年間かけてじっくりと掘り下げることによって、高度な専門知識を習得。少人数クラスなので、学生同士のディスカッションもより活発で、教員との距離が近いのも特徴だ。箕輪ゼミも、ゼミの時間にふらっと訪れる卒業生が多いという。

箕輪先生に、経営戦略を学ぶおもしろさは何かについて聞いた。「優れた戦略の意味を理解し、感動できるようになることです。経営戦略の知識を身につけていれば、社会に出ても、ライバル会社の戦略を分析し、正しい対応をとることが可能です。時代や環境の変化とともに経営戦略の理論やフレームワークも変わりますが、経営戦略を学ぶことを通して論理的な思考力を身につけておけば、時代の変化にも対応できるでしょう」

卒業生がゲストスピーカーとして招かれ、
自分自身のビジネスプランを紹介することもある
少人数なので、活発なディスカッションが行われる

研究室紹介

総研究室数 38

涌田龍治研究室
研究テーマは「サービス業における顧客維持率と収益性の関係」。例えば、クレジットカードのようなサービスの場合、顧客維持率が高まれば企業の収益性も高まると考えられていますが、そうではない企業もあります。なぜそうなるのでしょうか。さらに、サッカーチームやオーケストラの収益性と顧客維持率の関係もテーマにしています。
在間敬子研究室
研究テーマは「経営課題解決と環境経営を両立させるオープン・イノベーションのデザイン」。中小企業が経営課題解決と環境経営を促進する支援策をデザインするとともに、企業や社会における環境配慮のマネジメントを実践するための新たなツールの開発をめざしています。
石光裕研究室
よく知らない相手にお金を託すことに不安を感じる人は多いでしょう。企業に資金提供する投資家も同じです。そこで企業は自身のことを知ってもらうために、財務状況などを公開して不安の解消を図っています。私は企業がどのような財務情報を提供し、投資家がそれら情報をどのように利用しているのかについて研究しています。
指導教員 箕輪 雅美 准教授

青山学院大学経営学部卒業。青山学院大学国際経営学研究科修了。東京都立大学大学院社会科学研究科博士後期課程単位取得退学。国際経営学修士(青山学院大学)。専門分野は経営戦略論、組織論。趣味は犬の散歩。

このページに関するお問い合わせ

大学・部署名 京都産業大学 入学センター
Tel 075-705-1437

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