神田外語大学

神田外語大学大学からのお知らせ　入試対策情報

※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中

現代文

2023年度入試の問題分析

大問6題。読解問題、知識問題が3題ずつで、例年どおり現代文のみの出題ですべてマークシート方式の選択型。読解問題は、傍線部内容説明、空欄補充、本文趣旨判定。出題文は、DX（デジタル技術を用いることによる生活やビジネスの変容）におけるデータの役割、「後悔」の倫理的意義など様々な内容。知識問題は、二字熟語の書き取りおよび読み取り、四字熟語。これらの分量を制限時間（60分）で完答するには、迅速かつ正確な読解力を身につけることと、解く順番など十分な戦略立てが必要である。

2024年度入試対策・学習アドバイス

柔軟な「読み」の力をつけてあらゆる内容の文章に対応できるにしよう

そもそも本試験では自分の関心の有無で文章を選ぶことはできない。また、出題頻度が非常に高い評論文では、受験生が普段考えたこともないような内容が取り上げられていることが少なくないうえに、表現も普段使わないような難解なものばかりだ。前述した「分析」でも触れたように、神田外語大学で出題される文章のジャンルも内容も幅広い。そうした点を踏まえ、「自分にとって読みづらい文章が出てくること」を想定した準備を心がけることが必要である。具体的には、一度取り組んだもののなかで読みづらさを感じた文章を活用し、大意をつかむ練習を復習作業として繰り返し、実践的な読みの力を身につけていくことをおすすめする。また、本番を想定し、設問ごとに本文を読みながら解くのか、全体を読んでから解くのかなど、制限時間内に完答するためにいろいろな工夫もしてみよう。

頻出の傍線部読解問題の得点力アップに必要なこと

いかなる形式の出題に対してもその設問趣旨に沿った適切な読解を心がけるべきだが、選択型の読解問題を苦手とする受験生には、設問をよく読まずに傍線部の直前直後だけを見て答えを出してしまったり、先に目をつけた選択肢を自分の答えと決め、その後にその選択肢の内容に合うように本文を読んでしまうなどといった傾向が見られる。また、こうした「誤答の原因」を克服するために、問題演習では、解き終わって答え合わせをする前に、自分の答えが出るまでの途中経過を再現したようなメモを残し、それと解説文を読み比べることで、読解上の課題を明確にしていくことを繰り返していこう。

空欄補充問題でさらに得点力を高め、ライバルに差をつけよう

空欄補充問題では前後の文脈のチェックをおこたらずに、正答の根拠になる要素を見つけるようにしよう。また、評論用語、慣用句、接続詞、副詞など、選択肢で取り上げられやすい表現に対し的確な判断ができるよう、普段から語彙(ごい)力を鍛えておくようにしよう。この形式の問題が苦手な受験生は多いが頻出の出題パターンであるのだから、前記した解法手順をきちんと身につければ、むしろ得点源になるはずである。

私立大学でも頻出なセンター型＝共通テスト型の漢字問題

漢字の書き取り問題は、センター試験を引き継いだ共通テストとほぼ同一形式のものが出題されるので、センター試験の過去問などの活用も有効である。また普段の漢字問題集での学習では、例文の意味理解と同時に、書き取り、読み取り、そして意味の正確な把握を心がけよう。