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入試対策情報

数学II・B

2023年度入試の問題分析

2月1日の入試について解説する。試験時間は60分で、大問3題すべて記述式であった。なお、2月2~4日はマーク式であった。第1問は小問集合3問で、出題分野は数学Aから「場合の数(倍数の個数)」「確率(確率の乗法定理)」、数学IIから「図形と方程式(円)」。3問とも教科書の例題レベルであるが、確率の問題は設定を読み間違えると、得点を落とす可能性が大きい。問題文の意図を正確に理解し、確実に得点しておきたい。第2問は数学IIから2問出題され、「対数関数(最大最小)」「三角関数(最大最小)」であった。どちらも2次関数の最大最小に帰着する問題であるが、対数関数と三角関数の適切な式変形ができるかどうかが問われた。第3問は数学IIから「積分法(定積分と最大最小)」であった。定積分を計算すると第2問と同様に2次関数の最大最小問題になるが、より計算力が問われる内容だった。

2024年度入試対策・学習アドバイス

基礎を固めよう

例年、数学I・A・II・Bの範囲からバランスよく出題されており、ほとんどが教科書レベルの基本的な内容を問う問題である。教科書をきちんと読んで基本事項をしっかり理解し、基礎を徹底的に固めることを意識しておこう。そのうえで教科書の例題や練習問題をしっかり解いておけば十分に高得点を取れるであろう。問題演習の際は、ただ問題を解くだけではなく、公式や定理の意味を把握して、なぜこの公式を利用すれば解けるのか、ほかにもっと効率よく解く方法はないのかなどを考えるとよい。普段からそのように学習していれば、試験本番で解法の方針が瞬時に思い浮かび、最善の解法で問題を解くことができるようになるはずである。一通り基礎問題が解けるようになったら、教科書の章末問題や標準的な入試問題集などで演習量を増やし、応用力を養っておくことも効果的だ。

過去問演習が重要

過去問を解いて、分量や傾向を把握することは必要不可欠である。近年の傾向として、数学A「確率」、数学II「微分・積分」の出題率が高い。「確率」は、サイコロを投げるときの確率や、玉を取り出すときの確率など、オーソドックスな問題が出題されることが多い。確率を苦手にしている生徒は場合の数の基本問題からつまずいている可能性が高い。早いうちに対策して、苦手意識を克服しておこう。「微分・積分」は接線を求めて、接線と曲線で囲まれる面積が頻出である。典型的であり、解きやすい問題であることが多いが、積分の際の計算ミスには気をつけよう。日頃から計算して終わりにするのではなく、検算することを心がけて問題を解くようにしよう。また、解けなかった問題はどこでミスをしたのか自分なりに分析しておき、正解にたどりつけるまで解き直しをしておくとよい。

答案作成力を養成しよう

すべての問題が記述式であるため、きちんと論理的に答案が書けているかどうかが重要である。答えが間違っていても答案がある程度書けていれば部分点が期待できる。問題演習をする際に、ただ計算をして答えを出すというのではなく、どのように考えたのか説明を書く訓練をし、採点者に「伝える」ことを意識しておこう。可能ならば身近な数学の先生に添削をしてもらい、答案作成力を強化しておくと入試本番で力を発揮できるであろう。

入試問い合わせ先

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    入学部インフォメーションセンター
    【電話番号】
    042-797-1583
    【所在地】
    東京都町田市常盤町3758
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