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入試対策情報

現代文

2023年度入試の問題分析

2つの日程(2月2日と3日)がある。「国語」3題のうち2題が現代文という出題形式は両日程に共通しており、試験時間もともに90分。問題文は2題とも評論であることが多い。2023年度は、2月2日が文明と自然に関する寺田寅彦のエッセイと、批評という営みに関する評論、2月3日は和食文化に関する評論と、社会学者ピエール・ブルデューの「ハビトゥス」という概念に関する評論が出題された。いずれも専門的な内容に少し踏み込んでいるが、過度に難解な議論はされておらず、読みやすい文章である。問題文の文字数は2月2日が約3,500字と約4,600字、2月3日は約4,700字と約4,000字だった。2022年度のような5,000字を超える文章は出なかったが、総字数は増加している。設問数は1題につき6~8問。問題は漢字、空欄補充、抜き出し、傍線部説明、本文全体の内容一致など、オーソドックスなものである。解答は記述式とマークシート式の併用。漢字の読み書きはマークシート式ではなく記述式であることに注意したい。大問ごとに1問ずつ記述問題が出題された。過去には制限字数80字の問題もあったが、2023年度は2月2日が40字と25字、2月3日は40字と30字だった。全体的な難易度は標準程度であるが、記述問題の対策を十分にしてこなかった受験生は苦戦しただろう。

2024年度入試対策・学習アドバイス

漢字と知識を身につける

漢字問題は読み、書きともに記述式なので、正確に覚えておく必要がある。学習をするときには必ず自分の手で紙に書く習慣を身につけよう。大学入試向けの漢字問題集を1冊選び、入試までに繰り返し解けば十分な対策になる。漢字以外の知識問題はほとんど出題されないが、評論を読むうえでの予備知識を得るため、現代文の用語集を用い、重要な概念を知っておくこともお勧めする。

問題文の論旨をつかむ

例年、本文の内容について問う問題が大半を占め、また1題あたり30分の時間が与えられている。したがって、手早く情報処理することよりも、時間をかけて文章を正確に理解することが求められる。本文の途中(傍線部や空欄)まで読んだ段階で解き始めるのではなく、最後まで通読し、論旨や論理展開を把握してから解答に臨みたい。その方が正答率は高まるはずだ。

問題集で演習する

文全体を理解するためには逆接、対比、因果、言い換えなど、各箇所の関係に注意しながら読み進めなければならない。また、キーワードになりそうな語をチェックする必要がある(ただし、本文に印をつけすぎると後で収拾がつかなくなるので注意)。標準的な難易度の問題集を用意し、以上のような仕方で本文を整理したうえで問題を解いてみよう。採点する際、解説をよく読んで自分の理解が正確であったか確認する。誤読をしていた場合、検討してもう一度読み、整理し直す。こうした作業の反復で読解力は確実に向上する。

記述問題は正確に答える

問われていることに対応していない解答は、たとえ本文に書かれている内容であっても点数をもらえない。自分の答案が問題の要求に応じているか吟味しなければならない。可能であれば添削を受けるとよいが、自己採点する場合でも、問題と対話する姿勢を忘れないようにしよう。

入試問い合わせ先

  • 【担当部署】
    入試広報課
    【電話番号】
    03-3326-8092
    【所在地】
    東京都調布市緑ヶ丘1-25
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