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入試対策情報

現代文

2023年度入試の問題分析

各学部個別のA方式と全学部統一のE方式がある(P・G方式はE方式の問題を用いる)。E方式と経営・法学部のA方式は解答がすべてマークシート方式であり、範囲は現代文と国語総合(近代以降の文章)に限定される。E方式の第三問では例年明治、大正期の文語文が出る(2023年度は幸田露伴の『土偶木偶』という小説)。A方式は学部によって問題の形式が異なる。経営学部は複数の文章を組み合わせ、図や表を用いた問題が特徴的である。文学部は古典を範囲に含み、漢字の読み書きが長文読解とは独立した大問になっている。経済学部は英語との融合問題である。また、文学部と経済学部では記述問題も出題される。問題は経済学部のみ大問2題、ほかの学部とE方式は3題である。問題文は評論とエッセイが中心であり、幅広い分野から文章が選ばれている。設問は漢字、語句の意味、文学史などの知識問題と傍線部説明、空欄補充、本文全体の内容一致といったオーソドックスな構成で、難易度は標準レベル。しかし、ほとんどの方式、学部に4,000字を超える問題文が含まれており、1題ごとの設問数も5~22問と決して少なくはない。

2024年度入試対策・学習アドバイス

知識を身につける

語句の問題は必ず出題されるので、日頃から意識して語彙(ごい)を増やす姿勢で臨むほうがよい。知らなかった語や、意味を曖昧にしか理解していなかった語は国語辞典で調べる習慣を身につけよう。また、類義語や対義語も合わせて覚え、知識を体系化する。文学史は、著名な作家、代表作とそのあらすじ、活躍した時代や人間関係を国語便覧などでまとめておこう。

様々なテーマに触れる

問題文のテーマについて、背景や論点を知っていれば、読み解くうえで役立つ。本来は幅広く読書をして知識を得るのが理想だが、現代文の用語集などを繰り返し読み、頻出分野の議論や重要概念を大まかに確認しておくだけでも効果的だ。

読解力を磨く

レベルの高い文章を正確に理解する読解力と、手早く解答する処理能力がともに求められる。最初は読解力の向上を優先したほうがよい。冒頭の数段落で何が論じられているのか把握し、そのうえで個々の文や段落がどのように関係するか整理しながら読んでみよう。また、文章全体で筆者が伝えようとしていることを絶えず意識しよう。処理能力の向上は、こうした読み方に慣れてからでもよい。選択肢問題については、解答をひとつに絞るのが難しいときにも、本文のなかから根拠が見つかるまで粘り強く探すようにしよう。文学部をA方式で受験する場合、過去問に加え、30~50字程度の記述問題が含まれる問題集で演習しよう。答案は添削を受けるのが望ましいが、一人で勉強する場合でも、解答した後、自分の答えが問いの要求を満たしているか、検討する習慣を身につけよう。

経済学部「英語・国語」融合問題

経済学部では第1問は英文課題、第2問は現代文課題となっており、その両方で英語と現代文の小問が出題される。科目の枠を超えた学力を求められるが、現代文と英文をそれぞれ着実に読み進めれば決して解きにくくはない。漢字の書き取りや15字以内での空欄補充など、記述問題が数問含まれることに注意しよう。

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