<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

私立

せいじょう

成城大学

成城大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中

日本史

2023年度入試の問題分析

各日程とも記述中心の問題が大問5題出題された。解答数は、[I]から[V]までそれぞれ各10問ずつで、合計50問である。歴史用語の選択形式も一部に見られるものの、中心は空欄補充形式である。出題範囲は、原始・古代~近現代まで全時代にわたっている。2月4日は、I古代から近世、II古代、III古代から中世、IV近世、V戦後史からの出題であった。2月5日・6日・7日は、I古代から近代、II古代、III中世、IV近世、V近代からの出題であった。戦後史からの出題は2月4日でのみ見られた。出題分野は、政治史や外交史を中心に、社会経済史や文化史など各分野から出されている。また、過去には史料問題が出題されることもあった。各日程ともに問題の難易度は、基本的・標準的なものが中心で比較的取り組みやすい問題が多い。

2024年度入試対策・学習アドバイス

歴史用語は漢字で書けるように

各分野からまんべんなくバランスよく出題されており、各設問とも基本的・標準的事項を記述させる出題が中心である。したがって、教科書などを用いて、原始・古代、中世、近世、近現代の全時代の各分野にわたって、不得意な時代や分野のないように、丁寧に学習しておくことが大切である。文中の空欄補充の形式が多いので、歴史用語は正確に漢字で書けるようにしておきたい。基本・標準的事項が出題の中心であるということは、それだけ、日頃からの学習が点数に反映しやすいともいえる。各日程ともに文化史からの出題が見られるので、もし「文化史分野が苦手」など、苦手分野がある場合には、その分野から学習していこう。現在得点率が低い時代や分野の学習量を増やすことは、比較的短期間に、得点を大幅にアップすることにつながるはずである。

近現代史の学習をおこたりなく

2023年度は、2月4日実施では戦後史からの出題があった。他日程では戦後史からの出題は見られなかったが、近代史は毎年出題されている。近現代史の学習は後に回されるなどして不十分になりがちである。教科書レベルの内容がきちんと理解できていれば、正答できる事項が問われているので、近現代史も丁寧に学習しておくことが大切である。

史料対策の学習も行っておこう

史料問題は対策を立てておけば、確実に点数を獲得できるはずである。まずは、教科書に記載されている基本的な史料についてキーワードを押さえつつ一通り目を通しておくこと。なお、未見史料については、まず、何に関する史料であるかを判断することが大切である。その際、史料の注や設問もヒントとなる場合がある。何に関する史料であるか判断できれば、設問も解けることが多い。

過去問にチャレンジしておこう

出題形式や難易度は各日程ともほぼ同じで、教科書レベルの内容がきちんと理解できていれば、正答できるものとなっている。問題文の空欄補充形式が中心の出題であり、その内容は比較的取り組みやすい良問が多く出題されている。また、過去に出題されたものと類似した内容の問題が出題されることもある。出題傾向や形式・難易度を知るためにも、ぜひ、自分が受験する学部以外の日程の過去問も入手し、時間を計って解答してみることをおすすめしたい。

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