<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

私立

たかちほ

高千穂大学

高千穂大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中

日本史

2023年度入試の問題分析

2023年度入試では、出題形式は、大問が5題、設問総数が50問であり、大問数や設問総数は例年どおりであった。大問で扱う内容や時代に関しては、2022年度は第1問が中世、第2問が近代、第3問が古代、第4問が近世、第5問が近代となっており、毎年大問ごとの時代が決まっておらず、ランダムに出題されるという特徴も例年どおりといえる。時代については、2020~2022年度まで連続して昭和史から数多く出題されているが、2023年度は大正時代までの出題であった。史料や図版問題の出題例は多くない。分野については毎年のように文化史が古代・中世を中心に出題されていたが、2023年度は文化史の出題はなかった。解答形式はすべてマークシート方式で空欄補充や一問一答形式で語句を問う問題が多いが、文章正誤判定問題が2021年度は1問、2022年度は5問、2023年度は7問と、年々増加してきている。史料問題は少なく、2018年度以降に史料問題の出題はない。

2024年度入試対策・学習アドバイス

語句空欄補充問題の対策

語句を問う問題のうち大半を占めるのは、多くの大学で出題される一般的な形式であるリード文や設問の短文中の空欄にあてはまる語句を選択式で問う問題である。高千穂大学ではこの形式の問題の割合が非常に多く、この問題形式でなるべく点数を失わないことが合格には不可欠といえる。過去に毎年出題されていた年号の空欄補充問題も、2021年度以降は出題されていない。文章正誤問題は一般的に難度が高く点数を伸ばしづらいが、この文章正誤問題は近年急増しているので、対策をおこたることはできない。ここでは単なる歴史用語の暗記でない、用語の理解を伴う学習が求められている。対策としては日頃の学習において、教科書に登場する一つひとつの歴史用語を丁寧に、背景や内容、影響などを理解しながら押さえていくことが重要といえる。また、過去問などの問題を解いた後に、もう一度リード文を空欄の補充をしながら読み直してみる、という学習も有効といえる。大学の過去問を多く解くなかで形式や難易度、その対策について是非自身で考え、確認しておきたい。

センター試験の問題の活用

高千穂大学の問題は、年代整序問題やグラフ、図版問題は出題されていないが、内容面、用語知識の難易度は共通テスト(センター試験)と同等のものである。高千穂大学の過去問をしっかり解くことのほかに、共通テスト(センター試験)の過去問を解くことも有効な学習法であるといえる。ただし共通テスト独特の思考型の問題は少ない。歴史用語知識を確認する形式の問題が多く、基本的な用語に関する一問一答形式の学習も、得点に結びつきやすい。また、文章正誤問題もセンター試験の過去問や模試の学習のなかで文章正誤問題を多く解くことで、どのような部分で誤文がつくられるのか、といった点が見えてくるようになり、効率のよい学習が可能になってくる。

文化史学習の対策

2023年度に出題が減ったとはいえ、文化史は過去に多く出題されており、学習をおろそかにはできない。特に古代の仏教史を中心に、多くの時間を割くようにしたい。レベル自体は頻出・重要なものばかりであるので、授業などの内容を一つひとつしっかりとこなしていければ、十分合格点に届くはずである。

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