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入試対策情報

世界史

2023年度入試の問題分析

2023年度入試は全日程において、大問数が3題である形式は2022年度までと変更はなかったが、全問題数が2022年度の50問から45問に減少した。また、年代整序関連の問題はすべての日程で出題されたほか、一部の日程で地図問題や、史料・図版に関連する出題が見られた。一方、出題の大部分は語句選択問題と正誤判定問題で、2月9日、2月11日の両日程でやや語句の出題の比率が高かったものの、そのほかは正誤判定問題の占める割合が全体の5割程度であった。出題内容については、西洋史と東洋史からバランス良く出題された。また、古代~近現代史までの幅広い時代から出題されている。難易度に関しては、語句選択・正誤判定問題でやや難度の高い問題も一部見られるほか、思考力・判断力を試す出題も見られる。また、全体的には教科書の内容から出題されており、標準的なレベルといえる。

2024年度入試対策・学習アドバイス

教科書の体系的な理解

東洋大学の出題の特徴として、テーマ史的な観点からリード文を作成し、幅広い知識を問うていることが挙げられる。全体的に、教科書に基づいた出題ではあるものの、体系的に理解していないと解答できない問題が多く、年代配列の問題に関しても、語句と語句のつながりを覚えていれば十分に解答できる問題であった。そのため、語句を覚えるだけの単純作業に陥ることなく、日頃の学習の際に教科書を丁寧に読み込む習慣をつけたい。

戦後史・文化史の対策

東洋大学では全日程で戦後史の出題が数問程度見られると思った方がよいだろう。特に冷戦やヨーロッパ統合の流れや、中東戦争をはじめとする諸地域の紛争など幅広く学習する必要があるため、地域ごとに情報を整理していくとよいだろう。また、西洋史・東洋史の文化をまんべんなく学習し、資料集などを用いて絵画作品や遺跡なども視覚的に理解しておこう。

正誤問題の対策

東洋大学の入試問題における正誤問題は、問いひとつあたりの選択肢が最低4つは存在し、多いものだと5つ以上の文を吟味しなければならない。また、一部の日程では正解を複数選択しなければならない問題も出題されている。正誤問題の正答率を上げるためには、まずは、選択肢に登場する語句を疑ってみることが重要である。次に、語句の内容が正しいかどうか疑ってみると良いだろう。そして、その際に誤文と判断したら、その根拠を必ず明示しておくことが重要で、自己採点の際に教科書や用語集などを駆使して、解答根拠が正しかったかどうかを調べていこう。

過去問演習による通史学習の復習を徹底的に

東洋大学の世界史は、時代・地域ともに幅広く出題してくるため、それに合わせた学習が不可欠となる。そのために、東洋大学の過去問を有効活用してほしい。東洋大学の世界史は、入試全体を通して出題傾向などが類似しているため、可能であればすべての試験日程の過去問に触れておきたい。そうすることによって、時代や地域に偏ることなく、幅広い学習が可能となる。復習の際には、間違えた語句を確認するだけでなく、教科書などでその時代の出来事全体を再度確認してみよう。

入試問い合わせ先

  • 【担当部署】
    入試部入試課
    【電話番号】
    03-3945-7272
    【所在地】
    東京都文京区白山5-28-20
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