<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

私立

りっきょう

立教大学

立教大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中

数学III・B

2023年度入試の問題分析

2月6日と9日の問題を分析する。理系数学では、数学Iから「2次関数(2次方程式、最大・最小)」、数学Aから「確率(コイン、さいころ)」「整数の性質(素因数分解、不定方程式の整数解、最大公約数)」、数学IIから「図形と方程式(座標)」「三角関数(最大・最小)」「指数・対数関数(指数方程式)」、数学Bから、「数列(漸化式)」、数学IIIから「複素数平面(図形への応用)」「関数と極限(数列の極限、無限級数)」「微分・積分(極値、接線、最大・最小、面積)」などが出題された。入試問題としては基本~標準レベルの問題がほとんどであり、特に、小問集合は基本問題が中心の出題となっている。出題数は大問4題で、そのうち第1問は5問の小問集合である。解答形式は、第1問の小問集合は客観式、ほかの3題は記述式となっている。文系学部では、数学I・A・II・Bから、まんべんなく入試問題としては基本~標準レベルの問題が出題されている。出題数は大問3題で、そのうち第1問は7問の小問集合である。解答形式は第1問の小問集合は客観式、ほかの2題は記述式となっている。

2024年度入試対策・学習アドバイス

まずは基礎力の充実を

難易度のレベルは入試問題としては基本~標準レベルの問題が中心である。したがって、まずは、教科書をしっかり学習し基礎力を充実させることが先決である。そのうえで、標準レベル問題集などを活用して、典型的な問題演習を繰り返し行い、基本事項や公式の運用の仕方を定着しておく必要がある。その後、総合的な問題集を活用して応用力をつけよう。

小問集合は確実に

文系学部・理系学部とも第1問の小問集合は基本問題が多いので、完答をめざしたい。教科書の練習や章末問題がこなせれば十分対応できるであろう。ただし、小問集合は解答形式が客観式なので、計算ミスや答えの書き間違いなどは致命的となる。日頃から、計算ミスやケアレスミスには十分気をつけるようにしておこう。

数学II・Bを特に重視

全分野から偏りなく出題されるが、文系学部では特に数学II分野が頻出である。特に「図形と方程式」や「微分・積分」は頻出なので、しっかり演習をして対策しておきたい。また、数学Bの「数列」や「ベクトル」も頻出であるから、この分野もおろそかにしないようにしよう。

理系は数学III

物理学科・化学科・生命理学科・数学科では、数学IIIから、入試問題としては標準レベルの問題が出題される。したがって、数学IIIの教科書で、まずは基礎を固めることが大切である。そのうえで、標準レベルの問題集で演習を行えば対策としては万全であろう。

記述式に慣れよう

記述式の解答形式の問題もあるので、しっかりとした解答作成ができるようにしておきたい。例えば、確率の問題で式の羅列に終わらないなど、採点者が見て何をどう考えているのかわかるような記述の仕方を普段からするようにしてほしい。つまり独りよがりの解答にならないようにしておく必要があるのである。できれば、自分が作成した解答を身近にいる先生にお願いして添削してもらうなどして、解答作成の練習もしておくとよりよいであろう。

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