<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

私立

ぎふしょうとくがくえん

岐阜聖徳学園大学

岐阜聖徳学園大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中

現代文

2023年度入試の問題分析

現代文は評論・小説・随筆などから2題が出題されている。

第一問は小説あるいは随筆が出題されており、選択式を中心に一部記述式(漢字、抜き出しなど)を含む。出典は近代~現代まで幅広い時代から採用されている。第二問は評論もしくは随筆からの出題で、設問は選択式を中心に一部記述式(漢字、抜き出しなど)も含む。第一・二問とも文章の難易度は標準的である。設問数は大問2題を合わせて20問程度となっているが、知識問題をそれぞれ数問ずつ含むので、標準的な分量といえる。設問の種類は傍線部説明問題・空欄補充問題・抜き出し問題などオーソドックスな読解問題に加え、漢字・語句の意味や口語文法、文学史などの知識問題も出題されている。また、2023年度は文章全体を4つの意味段落に分けたもののなかから正しいものを選ぶ問題が出題された。普段から意味段落を意識しながら読むようにしよう。

全体としての難易度は標準的なものなので、基本的な読解力が身についていれば心配ないだろう。一方で語句の意味や用法、文法、文学史などの知識問題も重視されている。

2024年度入試対策・学習アドバイス

基本的な読解力を身につけよう

幅広いジャンルの文章が出題されるので、標準的な難易度の私立大学型の問題集を用い、様々なジャンルの文章に慣れておこう。また、岐阜聖徳学園大学では継続的に小説が出題されているため、旧センター試験の過去問なども用い、小説の読解練習も積んでおきたい。本文読解時には指示語や接続語に注意しながら、同一・対比・因果関係をしっかりと捉え、文章全体の内容を論理的に把握する力を身につけておこう。メインとなる傍線部説明問題、空欄補充問題、抜き出し問題は傍線部前後の文脈をしっかりたどることで解答できるものが多く、標準的な難易度である。また、過去には記述式の傍線部説明問題(10~20字程度)が出題されたこともある。傍線部の内容を簡潔に説明できる力をつけておきたい。

漢字・語句の知識を身につけよう

漢字は記述式を中心に出題されており、書き取り、読みの両方が問われる。一部難度の高いものもあるが、標準レベルからの出題がメインなので、それらを確実に得点できるよう漢字問題集などで練習しておこう。特に記述式の解答では、楷書で一画一画を正確かつ丁寧に書くこと。また漢字練習では、ただ文字を暗記するだけではなく、意味や用法も合わせて覚えておこう。熟語や慣用句の意味や用法を問う問題も出題されているので、標準的な問題集で語彙(ごい)力を増強しておこう。

国語知識を身につけよう

岐阜聖徳学園大学では口語文法や文学史、修辞法などの国語知識についての設問も出題される。国語便覧や問題集などを用いて基本的な知識を蓄えておこう。口語文法では2023年度は単語の意味や用法、品詞を答える設問が出されている。口語文法は頻出なので、問題集を1冊繰り返し解き、対処できるようにしておこう。文学史も数は多くないが幅広く出題されている。国語便覧で太字になっているような著名な文学者や作品名については覚えておきたい。また、修辞法についても頻繁に出題されているので、こちらも国語便覧などを参考に基本的な修辞法についての知識を身につけておこう。

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