<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

私立

なごやがくげい

名古屋学芸大学

名古屋学芸大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中

現代文

2023年度入試の問題分析

一般前期の国語は現代文が2題出題されている。設問は全問マークシート方式。試験時間は60分である。

問題文は2題とも評論文である。いずれの問題文もエッセーのような軽い文章ではなく、学問的な内容を取り扱った本格的な評論文が出題されている。設問は、漢字、語句の意味、空欄補充、欠文挿入、内容把握に関する問題といったオーソドックスな私立大学型の設問が出題されている。

設問数は17~18問、マーク数は28~29箇所。設問数、マーク数ともに私立大学入試としては標準的である。記述問題や抜き出し問題がないうえに、大問2題を60分で解くという試験時間を考慮すれば、取り組みやすい問題だと言えるだろう。

2024年度入試対策・学習アドバイス

知識問題対策は抜かりなく

いずれの入試でも漢字の配点が16点あるうえに、大問によってはさらに語句の意味を問う問題が出題されている。これら知識問題である程度の点を獲得できるようにしておきたい。

まず、漢字については大学入試向けの漢字の問題集を用いて勉強すればよい。漢字は問題集を一通りやるだけで身につくものではないので、繰り返し練習することが大切である。漢字は名古屋学芸大学に限らず、ほとんどの私立大学で出題され、しかも名古屋学芸大学と同じく、配点比率は決して低くない。したがって、私立大学を受験する以上、漢字の学習をおろそかにしてはいけない。

語句の意味については、ただ言葉の意味を暗記するという学習は非効率であるし、実用的とは言えない。大切なことは、文章のなかで意味を把握できることである。したがって、問題演習の際に、そこで使われている言葉がどういう意味かを考えながら(場合によっては、辞書でその意味を確かめながら)、問題文を読むようにすれば、語彙(ごい)力は身についていくだろう。

内容把握問題は基本に忠実に

内容把握の設問はオーソドックスなもので、文章内容をしっかりと聞いてくる設問が中心である。したがって、特殊な学習をする必要などなく、文章内容を正確に理解し、設問で問われていることに対して的確に答えるという当たり前のことができるようになればよい。

具体的な学習法としては、標準的な現代文の問題集を用いて問題演習をすることをおすすめする。ただし、そこで重要なのは、問題演習をする際の態度である。何となく文章を読み、何となく正解らしい選択肢を選ぶといった勉強では、実力がつかないことは言うまでもない。そのようないい加減なやり方ではなく、文章では筆者が言おうとしていることをしっかりと考えながら読み、設問では出題者が聞いていることを明らかにし、正解に必要な内容をきちんと把握したうえで選択肢を見ていくという、基本に忠実な態度で丁寧に問題を解くことを心がけておくべきである。

さらに、過去に名古屋学芸大学で出題された問題の演習を通して、実際の入試の雰囲気にも慣れておこう。問題分析のところでも述べたが、時間的余裕があるとはいえ、実際に出題された問題にあたることで、ペース配分などを確認しておいた方がいいだろう。

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