<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

私立

きんじょうがくいん

金城学院大学

出願は女子に限る

金城学院大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中

現代文

2023年度入試の問題分析

例年どおり、文学部日本語日本文化学科は現代文1題、古文1題、それ以外の学部・学科は現代文2題という問題構成である。問題文は、第1問(全学部・学科共通)、第2問ともに標準的な難易度の評論が出題されている。設問は、例年と同じくすべてマーク式で、記述式の設問は出題されていない。設問数は、第1問、第2問いずれも10問である。漢字や語句の意味を問う問題、空欄に適切な語句を補う問題、傍線部の内容・理由を問う問題、本文中の文を正しい順序に並び替える問題、文学史を問う問題、本文と内容が合致しない選択肢を選ぶ問題などが出題されている。特に空欄に適切な語句を補う問題と、傍線部の内容を問う問題の比重が大きい出題となっている。また、2022年度には出題されていなかった文学史を問う問題が、2023年度は出題された。設問の難易度はおおむね標準的で、正解を求めづらいものは特に見られないが、問題文が本格的な評論なので、読み取りが十分にできずに難しく感じた受験生もいたかもしれない。

2024年度入試対策・学習アドバイス

読解力を養おう

出題される文章は、一般的な入試のレベルから見て特に難度が高いわけではないが、それでも基本的な読解力が不足していると難しく感じると思われる。また、入試問題として比較的長めの文章が出題されることがあるので、やや長めの文章を読み慣れておくことも必要である。教科書や標準的な難易度の問題集、過去問を活用して、様々なテーマを扱った評論や随筆に接して、読解力を鍛えておこう。

本文の根拠を踏まえて答えを決めよう

設問は、空欄補充問題と傍線部の内容・理由を問う問題が中心となる。私立大学型の問題集や過去問を利用して、それらのタイプの設問に十分取り組んでおこう。設問を解くときには、何となくといった感覚ではなく、本文中の根拠を正確に踏まえて答えを決めることが大切である。根拠と思われる箇所にチェックを入れる習慣をつけてほしい。そうした適切な方法で練習を積み重ねれば、正答の割合も徐々にアップしていくはずである。また、答え合わせをするときにも、正誤の確認をするだけでなく、答えの根拠が正確につかめているか、正解以外の選択肢はなぜ誤りなのかしっかり確認することを心がけよう。最初は、時間はあまり気にせずじっくり問題に取り組み、力がついてきたと感じたら、時間配分を意識してさらに練習を重ねるとよいだろう。

知識問題の対策もおこたらないように

漢字や語句の意味、慣用句や四字熟語などの知識が問われる設問も出題されるので、対策をおこたらないようにしよう。漢字はマーク式とはいえ、実際に書くことができなければ正確に答えることができない。漢字の問題集に取り組むときには、必ず実際に自分で書いて練習するようにしよう。また、意味のわからない言葉があったら、辞書や受験対策用の用語集などを利用して意味をしっかり調べておくこと。語彙(ごい)力は、問題文を正確に読み取り、空欄や傍線部の問題などに対応するためにも不可欠なので手を抜かないようにしよう。また、比喩などの修辞法や文学史の知識が問われることがあるので、国語便覧などを利用して、基本・頻出の事項を中心に学習しておこう。

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