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入試対策情報

生物

2023年度入試の問題分析

いずれも大問4題からなり、出題方式は、記述、選択、論述、計算であった。100字の長い論述問題も含まれるが、教科書に準じた出題が中心となっているため、全体的な難易度は標準である。

2月1日実施

1.細胞分裂(記述、論述)。論述は、半保存的複製の説明(100字)。2.代謝(記述、選択、論述)。論述は、代謝におけるエネルギー放出のしくみ。3.酸素解離曲線(記述、選択、論述、計算)。論述は㏗の変化による酸素解離曲線の変化の生物学的意義(100字)。4.生態系の窒素循環(記述、選択、論述)。論述は、二酸化炭素が温室効果をもたらすしくみ(35字)。

2月2日実施

1.体液の塩分濃度の変化が赤血球に与える影響(記述、選択、論述)。論述は、0.9%食塩水や5.0%食塩水に赤血球を浸した場合の変化のしくみ、および、タマネギを蒸留水に浸したときに見られる細胞の変化。2.肝臓(記述、選択、論述)。論述は、血糖値を上げるしくみ(40字)、胆汁のはたらき(20字)。3.腎臓(記述、選択、論述)。論述は、細尿管でほとんどすべて再吸収される物質の体内における意味(40字)。4.生態系の保全(記述)。

2月3日実施

1.細胞周期(記述、選択、論述)。論述は、DNAを正確に複製できるDNAのもつ性質について(80字)。2.血液循環(記述、選択、論述)。論述は、動脈血の説明(20字)、動脈と静脈の構造の違い。3.自律神経系と内分泌系(記述、選択、論述)。論述は、眠るときに交感神経のはたらきが優位になった場合に起こりうること(40字)。4.生物多様性(記述、選択、論述)。論述は、問題文に書かれた内容からツマグロヒョウモンが愛知県で生息するようになった原因を考えるもの、外来生物の定義に関するもの。

2024年度入試対策・学習アドバイス

教科書の基本事項を理解しよう

多くの問題が、構造や現象の名称や基本的な知識を問うものである。教科書の文章をベースに出題されているので、教科書は隅々まで繰り返し目を通し、教科書傍用の問題集を繰り返して演習しておこう。

文章でまとめよう

論述問題が毎年出題されている。全体としての設問数が多くないので、論述問題が配点に占める割合は大きい。少しでも失点の少ない答案を書けるようにしたい。生命現象のしくみやそのような現象が起こる意味を知識に基づいて論述する問題が多いので、まずは、問題集に掲載されている知識を論述する問題をきちんと書けるようにしておこう。また、教科書にある「まとめ」などを利用して各項目を文章でまとめるとよい。「100字以内で」のような指定字数の多い問題では、不要なことを書いても点数にはならず、その内容が誤っている場合には減点される可能性もあるので、むやみに書くのは避けるようにしたい。論述問題は書くことで上達するので、日々の積み重ねが重要である。

計算問題を攻略しよう

毎年ではないが、2023年度のように基本的な計算問題が出題されることがある。知識の整理が終わったら計算問題の対策に取り組むとよい。問題集の基本的な計算問題を中心に、解答の道筋をきちんと理解し、解けるようにしておこう。

重点的に対策してほしい分野

比較的狭いテーマから細かく出題される傾向がある(例えば、体液の分野であれば「血液循環」だけが出題される)ので、全体的な学習を終えたら、一つひとつの分野を丁寧に仕上げる。論述問題の配点の割合が大きいが、空所補充や用語を答える問題も大きな割合を占めるので、文章中の空所を埋める問題は数多くこなしておこう。過去に出題された分野からも出題されているので、過去問の演習を丁寧に行い、出題された分野に関しては、同じ分野の問題をさらに演習し、教科書を熟読しておこう。

入試問い合わせ先

  • 【担当部署】
    入試広報課
    【電話番号】
    0120-758-206
    【所在地】
    名古屋市瑞穂区汐路町3-40
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