河合塾グループ 河合塾
  1. 大学検索トップ
  2. 日本福祉大学
  3. 大学からのお知らせ
  4. 入試対策情報
にほんふくし

日本福祉大学

  • 大学HP

入試対策情報

現代文

2023年度入試の問題分析

国語は例年どおり、古文・漢文を除く現代文のみが2題出題された。問題文は「一」は小説から、「二」は評論もしくは随筆からの出題であり、2023年度も例年どおりであった。2月5日実施の「一」は、現代小説から、「二」は、哲学者の書いた余暇や休暇についての文章から出題された。小説については、2022年度は明治時代の作品から出題されており、2019年度には翻訳小説、2018年度には昭和初期の作品から出題されている。時代や地域に偏らない幅広い読書経験が求められていると言えるだろう。「二」も、例年偏りなく様々な分野から出題される。こちらも幅広い読書経験が必要だ。

設問の形式はすべて選択式(マークシート方式)であり、2月5日実施試験のマーク数は38と、例年並みの分量である。設問は、漢字、空欄補充、傍線部の内容や理由などを問うもの、内容合致などが主なものである。年度や日程によっては文学史が問われることもある。

2024年度入試対策・学習アドバイス

漢字・語句の力をつけよう

漢字は「一」「二」ともに5問ずつ出題されている。確実に得点をするためにも日頃から学習をおこたらないようにしたい。大学受験用の漢字の問題集などを最低1冊はこなしておこう。漢字の知識は語彙(ごい)力に直結する。単なる暗記として取り組むのではなく、意味も含めて漢字を理解するように学習するべきだ。空欄補充問題は接続語や副詞、熟語やカタカナ語など幅広く出題されており、語彙(ごい)力が問われる問題だ。気になった語句や知らない語句は積極的に辞書を引いて調べるようにしておこう。国語便覧などを活用して、集中的に覚える努力も必要だ。

文学史は、日本の文学史だけではなく、2022年度はイギリスの劇作家シェイクスピアの作品に関わる設問が出題された。単なる受験勉強にとどまらない知識・教養が求められていると言えるだろう。

全体のつながりを把握して読もう

文章を読むときは文章全体のつながりを見失わないように読むことが必要だ。評論文における文章を読むコツは、段落相互のつながりを追うことだ。大事なことは必ず繰り返されている。新しい段落に入ったら前の段落を振り返り、つながりを確認する癖をつけよう。文章全体を通じて筆者の言いたいことをつかむことができれば、最後の設問で問われる内容一致の問題に強くなれるはずだ。センター試験の過去問は、評論と小説からの出題であり、解説も充実しているので利用価値がある。本文解説をしっかりと読み込み、文章の内容が明確に把握できるまで何度も読み返そう。辞書を引きながら読むことで語彙(ごい)力の向上にもつながり、漢字や空欄補充問題の対策にもなるはずだ。

本文に根拠を見つけて答えを導こう

漢字と空欄補充を除くと、残りの設問の大部分が傍線部についての理由説明や内容説明の問題である。選択問題だから、どうしても消去法に頼りがちになるが、小説・評論ともに設問を解くときは、問いの要求にふさわしい部分を本文のなかに探してから解答することを心がけよう。特に小説は内容がわかりやすいだけに、想像で答えを導いてしまわないように気をつけよう。本文中に根拠を見つけて解くようになると、本文読解の重要性もより理解できるはずだ。「読む」と「解く」が噛み合ってくると点数も安定してくる。しっかりと取り組もう。

入試問い合わせ先

  • 【担当部署】
    入学広報課
    【電話番号】
    0569-87-2212
    【所在地】
    愛知県知多郡美浜町奥田会下前35-6
  • 日本福祉大学
  • 日本福祉大学資料請求

デジタルパンフレット

(*「テレメール進学サイト」が提供している画面へ遷移します)

閉じる

一緒に見られた大学