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入試対策情報

現代文

2023年度入試の問題分析

国語全体では、基本的に現代文・古文各1題からなる出題(試験時間75分)であった。現代文は、原則として受験問題としては長文の5,000~7,000字程の本格的な評論文からの出題が中心で、2種類の問題文が出題された日程も見られた。形式・内容ともに長きにわたって安定した出題が続いており、大学側の入学試験および受験生に対する真摯な姿勢が感じられる。〈空欄補充問題〉〈傍線部の内容・理由説明問題〉〈内容合致問題〉〈40字以内の記述問題〉と、例年どおりの出題であった。文章の長さと配点(現代文は90点満点)を考慮するならば、設問数が6~7問と極めて少なく、結果として1問あたりの配点が高くなるため、できるだけ不正解は避けたい。

2024年度入試対策・学習アドバイス

本格的な文章読解力を養成する

読みやすい随筆風評論も出題されているが、求められる読解の水準も字面の易しさに反してハイレベルなので、「しっかり読んで書く」という受験学習の王道を心がけてほしい。傍線部の前後や選択肢しか読まないような小手先の対応では高得点は望めないだろう。文化論、芸術論(芸能の分野は頻出である)、社会論など多方面から出題されるので、普段から様々な評論文に取り組み、文脈を丁寧に読み取りながら、文章全体の論旨や主旨を的確に把握する読解力を養い、さらに読解の背景となる知識(「環境問題、コミュニケーション論」など)を豊かにしておくことも、問題文を早く深く読むことにつながる点でとても重要である。また、「相対化」「パラドックス」「普遍」など評論文で頻出する用語を理解しておくと、文章読解のみならず、必出の〈空欄補充問題〉にも有効である。問題文を何度も読んで文章全体の主旨を200字程度で要約するといった練習も、問題文の主題が順を追って設問で問われていく同志社大学の出題の対策には大いに役立つだろう。

記述問題は最重要である

〈空欄補充問題〉については、日頃からマメに辞書を引いて語彙(ごい)力を高めておきたい。〈選択肢問題〉については、設問の要求に関わる部分を問題文中で見極め、それを丁寧に選択肢と照合して正解を選ぶとともに、不正解選択肢の間違いの箇所を確認して確実に排除する〈消去法〉も活用してほしい。〈40字以内の記述問題(問7あるいは問6)〉については、配点の比重が極めて大きいと想定され、ここを空白のまま試験を終えれば合格は期待できない。3つほどと想定される解答の要素は、一部だけでも必ず記述しなければならない。文章全体の主題に関わる内容が問われることが多いので、設問文をよく読み、問題文中から複数の解答ポイントを把握して、それらを制限字数内でまとめる練習を繰り返すことが必要である。長らく40字以内での出題が続いているが、30字や60字といった様々な制限字数を経験することで40字特有の感覚がわかるのだから、字数に関係なく多くの論述型問題に取り組むべきである。

また、〈40字以内の記述問題〉にて漢字の力を問う旨を過去に大学が公表している。単独の設問として漢字の書き取り問題が出題されないからといって油断せず、日頃から、漢字の学習にいそしみ、誤字脱字を避けた答案作成を実践することが肝要である。また、字数超過は「大きな減点」となることも大学が公表しており、この点にも留意しながら練習を繰り返してほしい。

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    入学センター入学課
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    075-251-3210
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    京都市上京区今出川通烏丸東入
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