<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

私立

りゅうこく

龍谷大学

龍谷大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中

数学III・B

2023年度入試の問題分析

理工型では前期・中期・後期日程いずれにおいても大問4題が出題され、すべて記述式である。第1問が小問集合で3問あり、第2問、第3問、第4問は2〜4問の小問に分かれている。出題内容は命題と論理、確率、整数、図形と計量、図形と方程式、数列、ベクトル、微分・積分、複素数平面と多岐にわたっているので、まんべんなく学習しておく必要がある。前期日程では合成関数を考える問題が、また後期日程では速度ベクトルに関する問題が出題されたので、戸惑った受験生も多かったと思われる。試験時間は90分であるから、しっかり考えて解答する時間はある。

2024年度入試からは数学(理系型)として実施される。また、試験時間60分、大問3題での出題に変更となる。

2024年度入試対策・学習アドバイス

記述力をつけよう!

問題のレベルとしては標準的であるので、教科書をきちんと読み、公式や定理を理解できていれば解答することはできる。ただ記述式であるから、単なる式の羅列ではなく、採点者に自分の考え方が伝わるように説明を書かねばならない。そのためには証明問題だけではなく、どんな問題でも丁寧に答案を作成していこう。図やグラフなどを描くのはもちろんのこと、それらの説明も書くこと、接続詞や指示語も正しく用いて書くことが大切である。数学でも国語力が問われるのである。

数学IIIの微分法・積分法は頻出

2023年度では第1問のなかにひとつ、残りの大問3題のうち1〜2題が数学Ⅲの微分・積分の問題であった。過去の問題を(さかのぼ)ってみても、同じような割合で出題されている。接線の方程式を求める、関数の増減を調べる、関数の最大値や最小値を求める、面積や回転体の体積を求める、微分と積分の関係の利用という問題で、考え方として難しいものはないが、計算をミスすることなく最後までできることを要求される。式が立てられても答えが求められなければ、大きな減点になることもあるので、計算練習は必ずしておこう。教科書や標準レベルの問題集で毎日微分・積分の計算練習をする習慣をつけよう。合わせて、極限の計算練習もしておこう。

複素数平面からの出題も近年増えつつあるので、微分・積分と合わせて押さえておこう。

数学I・A・II・Bでは確率とベクトル、数列が頻出

例年、すべての日程において確率は出題されている。確率は苦手とする人が多いが、問題の条件を把握し、うまく言い換えていき、丁寧に調べ上げていけば決して難しいものではない。確率漸化式の問題も頻出であるから、漸化式を自分でつくる練習もしておこう。ベクトルは平面、空間ともに考え方は同じである。問題の条件から式をつくり、ベクトルの始点を揃えて計算すればよいだけなので、これも繰り返し練習しておこう。数列はまず基本の公式をしっかり頭に入れ、群数列などの応用問題にも対応できるようにしておこう。

龍谷大学合格のために

まずは教科書を読み、例題などの解答を見て答案の書き方も一緒に学んでいくとよい。あとは標準レベルの問題集で練習を積んでおこう。もちろん龍谷大学の過去の問題はどの日程のものも必ず解き、試験時間内にどのように戦略を練って解答していくかも練習しておこう。龍谷大学が出している入学試験問題集に解答例がコメントつきで掲載されており、大学側の求めている答案について書かれているので、それもチェックしておいてほしい。

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