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入試対策情報

現代文

2023年度入試の問題分析

国語全体では、基本的に現代文・古文各1題からなる出題(試験時間75分)であり、現代文では、多くが4,000~7,000字程度の評論文の出題であった。関西大学の本試験では、10年ほど前までは極めて高度な内容を持つ文章が出題されたが、最近は難解な文章の出題が減少しつつある。2023年度も、意味段落ごとに1行空ける形式と、意味段落の区切りがない形式とが混在していた。設問の形式は従来どおり、漢字問題以外は問題文中に傍線がなく、設問文のみで問われた。本文の主旨に関わる内容をまとめる〈50字の記述問題〉や、記述式(2問)に加えマークセンス方式(5問)の〈漢字の書き取り問題〉も例年どおり出題されている。2021年度は〈50字の記述問題〉の出題が減少したが、大学発表のとおり、新型コロナウイルス感染拡大に配慮した形式であったため、2022年度以来多くの日程で復活している。また、数年来の傾向として各選択肢が長文化しており、正誤判断のポイントを絞り込む努力が、以前に増して要求される。

2024年度入試対策・学習アドバイス

文章読解力を着実に養成する

本格的な評論文を素材にして、文脈を丁寧に追いながら文章全体の論旨を的確に把握できる読解力を養っておきたい。また、文化論や社会論をはじめ様々な分野の文章に取り組み、知的な背景を豊かにするとともに、「相対化」「逆説」「範疇」「普遍」といった評論文で頻出する用語の理解を充実させることで、難解な問題文でも読みやすくなるだろう。ただ設問を解くだけでなく、時間をかけて問題文を何度も読み返し、ときには文章全体の主旨を200字程度で要約する作業も、読解力や論述力を養ううえで効果的である。

論述問題の対策も忘れずに

選択肢問題では、正誤を確実に判断するために、以下の諸点に留意してほしい。傍線部がなくとも、傍線部分に該当する記述を問題文で見いだし、設問に関連する箇所を見極め、精読して正解を選び取る。また、同内容の記述がパズルのように形式的に組み合わされて構成される関西大学特有の選択肢では、間違い箇所を素早く把握して確実に誤答を排除する「消去法」を活用する。多く出題される論述問題は配点が高いと予想され、その成果が合否に大きく関わるため、設問文を熟読して要求内容を把握し、解答を構成する複数ポイント(3つ程は意識する)を余白などで整理しつつ50字以内でまとめるという練習を積んでおきたい。近年は50字以内での出題が続いているが、30字や80字など様々な制限字数を経験することで50字の感覚が養われるため、種々の記述問題に取り組むべきである。漢字問題は、文章読解の基盤となる語彙(ごい)力に関わり、また有力な得点源である。伝統的に漢字問題を重視してきた関西大学の現代文では、漢字問題の難度が相当に高いうえに出題数も多いことから、日頃より漢字問題に熱心に取り組んで実力を養うことが、合格への近道である。

時間配分に留意した読解練習を

試験時間は75分となっており、問題文の分量を考えれば余裕があるとはいえない。したがって、過去問に積極的に取り組みながら、試験時間内で的確に問題を読み解く練習を積み重ねる必要がある。ただし、解答の採点を終えたら、もう一度時間をかけて問題文を丁寧に読み返して問題文の主題を確認することと、各設問をじっくり検討し直すことが大切である。

入試問い合わせ先

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    入試センター
    【電話番号】
    06-6368-1121
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    大阪府吹田市山手町3-3-35
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