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入試対策情報

現代文

2023年度入試の問題分析

国語は、現代文のみ大問3題。2022年度は評論文2題・随筆1題という構成であったが、2023年度は評論文2題・小説1題となり、新たに小説が出題された。各問題文の分量は900~2,000字程度。総量としては2022年度よりも減少した。ちなみに、出題された評論文や小説の著者・タイトルは、藤田政博『バイアスとは何か』、ドナルド・キーン『日本語の美』、志賀直哉「朝顔」であった。

解答形式はマークシート方式、記述式の併用型。設問数は、大問Iが8問、大問IIが6問、大問IIIは4問。設問の内容は、漢字(読み・書き)、語句や故事成語・慣用的表現の意味など言葉の基礎的知識を問う問題、空欄補充問題(副詞や接続語・キーワードなどの補充)、本文からの抜き出し問題、脱文挿入問題、傍線部に関する説明問題、本文内容との合致問題、傍線部の内容に関連する記述型問題や、本文の要旨に関する本格的な記述型問題などであった。言葉の知識、文章の読解力、記述力など、受験生の国語力を多角的に問う設問構成となっている。難易度は文章内容・設問内容ともに標準的なものといえるが、抜き出し問題や記述型問題の設問数が多い点には注意しておきたい。制限時間内での素早い情報処理能力や、文中の表現を利用した的確な記述力が要求されている。

2024年度入試対策・学習アドバイス

言葉の基礎的知識を習得しよう

大問I~IIIを通じて、漢字、語句の意味、慣用句の意味など、言葉の基礎的知識を問う問題が数多く出題されるため、これらの対策は欠かせない。漢字問題集や現代文の用語集を繰り返しチェックし、着実に知識を身につけていくことを心がけよう。

文章の読解力を養おう

文章の読解力を問う問題に取り組むためには、本文中の言い換え関係・対比関係・因果関係を意識し、議論の展開をしっかりと押さえながら文章を読み進めなければならない。論者の意見は何であり、それはどのように示されていくのか?空欄前後の語句や文、あるいは傍線部に関連する語句や文に、どのような関係性があるのか?資料文と図表はどのように関係するのか?このような問題意識を持って文章や資料の中心内容を読解し、設問に取り組むことが肝心である。過去問はもちろんのこと、空欄補充問題が設定されている私立大学型の評論問題集なども利用しながら、論理的読解の練習を積み重ねよう。その際、何となく問題文を読んで、直感的に解答を選び、最後は正誤を確認するだけで学習を終えてしまっては真の読解力は育たない。自分なりに根拠を意識しながら解答を作成し、後に解説と照らし合わせ、自分の考え方を検討する。このような作業を通してこそ、設問に対する論理的なアプローチの仕方が磨かれていくことを忘れないでほしい。

また、大問I~IIIを通じて数多く出題される記述型問題についても、しっかりとした対策をとる必要がある。傍線部の表現と設問文の内容を丁寧に分析し、記述すべきポイントを明確にしたうえで、問題文のなかから適切な表現を拾い出していく、という基本的な手順を意識しよう。記述する力は一朝一夕には身につかない。問題文から拾い上げた重要な表現を利用しながら、設問で問われている内容に沿うかたちで、論理的な文章を組み立てるという作業を積み重ねてほしい。

入試問い合わせ先

  • 【担当部署】
    入試広報課
    【電話番号】
    078-611-1833
    【所在地】
    神戸市長田区大谷町2-6-2

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