<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

私立

かながわこうか

神奈川工科大学

神奈川工科大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中

数学III・B

2023年度入試の問題分析

A日程1月30日、1月31日、2月1日の問題について分析する。数学Iから「数と式(必要条件・十分条件)」「2次関数(最大・最小)」「図形と計量(三角比の基本性質、正弦定理)」、数学Aから「場合の数(5個の数字でできる整数の個数)」「確率(硬貨)」、数学IIから「式と証明(相加平均・相乗平均の関係)」「図形と方程式(円と直線)」「三角関数(最大・最小)」「指数・対数関数(最大・最小)」、数学Bから「ベクトル(内積、ベクトルのなす角)」、数学IIIから「微分・積分(導関数、定積分、面積、回転体の体積)」「複素数平面(図形への応用)」などが出題された。難易度は基本~標準レベルの問題である。出題数は大問3題で、出題形式は、第1問と第2問が小問集合(3問または4問)で客観式、第3問は記述式である。

2024年度入試対策・学習アドバイス

まず、基礎力をつけよう

問題の難易度は、基本的な問題が多いのが特徴である。したがって、対策としてはまず、出題範囲の全分野について教科書を隅々まで学習し基本定理や基本公式を正しく理解し、それらを使いこなせるようにしておくことが大切である。まず、教科書の章末問題程度は確実にこなせるようにしよう。そのうえで、基礎~標準レベルの問題集で頻出・典型問題を繰り返し解いて、公式や定理の定着を図るとよいだろう。

小問集合は落とせない

第1問と第2問は小問集合になっており、しかも、基本的な問題が多いので、ここでの失点は合否の分かれ目となりかねない。客観式であることを考えると、計算ミスなどのケアレスミスをすると致命的なので、日頃から気をつけて計算する習慣をつけておこう。計算過程をきちんと書いて見直し作業ができるようにして計算する癖をつけておくことが必要であろう。決して、後から見て、自分でもどこに何が書いてあるのかがわからないような計算の仕方はしないようにしよう。検算ができないような書き方ではいけない。検算ができることも大切なのである。小問集合の出題分野としては、2次関数、三角関数、指数・対数関数、場合の数・確率などが頻出である。これらの分野は特にしっかり練習しておこう。

記述式は微分・積分

記述式の問題では、「微分・積分」の問題が出題されることが多い。最大・最小問題や面積・体積を求める問題などが出題の中心であるが、特に、方針に困るといった問題は出題されないので、典型問題をしっかり解ける力をつけておけば十分であろう。小問に細かく分かれて出題されるので、誘導・流れに乗ることも大切である。また、他分野との融合問題という形での出題もあるので総合力をつけておきたい。さらに、記述の仕方にも十分気をつけてほしい。決して独りよがりの解答になってはいけない。解答は採点者に伝わらないと意味がないのである。式の羅列にならないようにしてもらいたい。できれば、身近な先生に解答を添削してもらって、欠点のない答案づくりをめざそう。また、例年バランスよく数学I・A・II・B・IIIの各分野から幅広く出題されるので、苦手分野をつくらないことが大切である。確率や場合の数は必ず出題されると思って間違いない。苦手な人はしっかり演習して克服しておこう。

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