私立

兵庫医科大学

2022年4月兵庫医療大学と統合

入試対策情報

生物(医学部)

2022年度入試の問題分析

大問数は2021年度と同じ5題であり、小問数も2021年度とほぼ同じであった。〔問1〕の小問集合問題は、2021年度は18問、2022年度は19問とほぼ同じ、また、大問5題のうち3題で考察問題が出題され、これも2021年度と同じであった。論述問題に関して、2021年度は字数制限がある問題が4問で合計280字、字数制限のない問題が6問で合計350字程度、2022年度は字数制限がある問題が3問で180字、字数制限のない問題が5問で280字程度と、問題数、合計字数はともに減少した。また、計算問題は2021年度には排出に関する基本的な計算問題が出題されたが、2022年度は遺伝に関する計算問題(伴性遺伝の易しい問題)が出題された。理科2科目で120分なので、1科目あたり60分となる。問題数が多く、論述問題や計算問題も多いので、時間内でじっくり考えて解答するのは難しかったと思われる。

出題分野は、〔問1〕が小問集合による総合問題(遺伝子、光合成、恒常性、感覚、免疫、生態系、分類)、〔問2〕が呼吸(アルコール発酵と酒造り)、〔問3〕が生殖・遺伝(伴性遺伝)、〔問4〕が恒常性(心臓と体液循環)、〔問5〕が神経(興奮性・抑制性ニューロンによる神経系の興奮)であった。

2023年度入試対策・学習アドバイス

以下のことに注意して学習に取り組んでほしい。

基本的知識をしっかり確認しよう

難問が出題されることはなく、問題集で一度解いたことがあるような問題が出題される。基本的知識を尋ねる設問も多く、特に〔問1〕の小問集合の問題で確実に得点できたかどうかが合否を分けると考えられる。そのためには、通常の問題集などに出ている問題をなるべくたくさん解いておく必要があるだろう。また、問題数が多いので、60分の時間内で解答するためには、すでに解いたことがある問題かどうかが重要である。

単科の医学部の問題を解いておこう

高校で学習する内容よりレベルの高い知識が要求されることもあるので、医学部のみが存在する単科医科大学などの問題を解いて力をつけておこう。

論述力を養おう

字数制限のある問題も字数制限のない問題においても、ともに40~80字程度で出題されることが多い。試験時間が短いので、短時間で素早く論述する練習をしておこう。

計算問題に対する対策を行おう

2022年度は遺伝の計算問題が出題されたが、呼吸や光合成、排出などの計算問題が出題されることも多い。計算問題はできた、できなかったがはっきりするので、計算問題で合否が分かれる可能性が高い。遺伝については、難しい問題は出題されないと思われるので、連鎖・組換えや伴性遺伝などについて、基本的な計算問題を練習しておけばよいだろう。また、呼吸や光合成(化学式を用いた計算)、遺伝子(DNA関連の計算問題)、集団遺伝(遺伝子頻度の計算)などの分野の計算問題なども練習しておこう。

この分野はしっかり学習しよう

教科書が改訂されて新しく登場してきた内容である細胞骨格、モータータンパク質、細胞接着、輸送タンパク質、発生おける調節タンパク質などについては知識をしっかり押さえておこう。

また、難しい問題は出題されないが、生態系、進化、集団遺伝、系統分類から毎年のように出題されている。これらの分野の対策もしっかりしておこう。