兵庫医科大学大学からのお知らせ 入試対策情報
生物(医学部)
2026年度入試の問題分析
大問数は2025年度と同じ5題、全体の小問数は2025年度が49問、2026年度は51問であり、ほとんど変化がなかった。また、データ考察問題は2025年度が2題、2026年度は1題であり、減少した。論述問題は2025年度は字数制限がある問題が2問で合計220字、字数制限のない問題が2問であった。2026年度は字数制限がある問題が2問で210字、字数制限のない問題(100字以内で解答できる)が6問、1行程度の短い論述が2問で、2025年度より設問数と分量がともに増加し、2024年度以前の状態に戻った。計算問題は2025年度は分子進化、集団遺伝、腎臓の排出に関して、2026年度は標識再捕法、細胞周期における各期の時間に関して出題された。また、〔問4〕の発生で、描図の設問が1問出題された。一般選抜Aの理科は2科目で120分なので、1科目あたり60分となる。問題数が多く、論述問題や計算問題も多いので、時間内でじっくり考えて解答するのは難しかったと思われる。
出題分野は、〔問1〕が小問集合による総合問題(選択肢を選ぶ問題で、様々な分野から出題される)であり、〔問2〕がDNA複製に関する知識問題と岡崎フラグメントに関する考察問題、〔問3〕が光合成における反応系(光化学系、C3・C4植物)に関する知識問題、〔問4〕が昆虫の発生(母性因子、ホメオティック遺伝子)に関する知識問題、〔問5〕が進化(化学進化、地質時代における生物進化、種間関係と適応)についての知識問題が出題された。
2027年度入試対策・学習アドバイス
以下のことに注意して学習に取り組んでほしい。
基本的知識をしっかり確認しよう
問題集で一度解いたことがあるような問題が多く出題される。基本的知識をたずねる設問も多く、特に〔問1〕の小問集合の問題で確実に得点できたかどうかで合否が分かれると考えられる。そのためには、通常の問題集などに出ている問題をなるべくたくさん解いておく必要があるだろう。問題数が多いので、60分の時間内で解答するためには、すでに解いたことがある問題かどうかがポイントとなる。
論述力を養おう
論述問題は、通常100字程度であることが多い。試験時間が短いので、短時間で素早く論述する練習をしておこう。
計算問題に対する対策を行おう
2026年度は標識再捕法と細胞周期における各期の時間を求める計算問題が出題された。計算問題はできた、できなかったがはっきりするので、計算問題で合否が分かれる可能性が高い。遺伝については、基本的な計算問題を練習しておけばよいだろう。2026年度は出題されなかったが、呼吸や光合成(化学式を用いた計算)、遺伝子(DNA関連の計算問題)、酸素解離曲線、腎臓での排出、集団遺伝、分子進化などに関する計算問題も練習しておこう。
様々なタンパク質の名称と働きを押さえておこう
細胞骨格、モータータンパク質、細胞接着、輸送タンパク質、また発生における調節タンパク質などについて、知識問題として出題される可能性が高い。その名称と働きをしっかり押さえておこう。


