東京科学大学学部・学科
東京科学大学の設置学部・学科、学生数の情報をまとめました。
設置学部・学科
学部 | 学科(入学定員) |
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理新 | 数学新 (26) 、 物理学新 (56) 、 化学新 (40) 、 地球惑星科学新 (29) |
工新 | 機械新 (131) 、 システム制御新 (44) 、 電気電子新 (82) 、 情報通信新 (45) 、 経営工学新 (56) |
物質理工新 | 材料新 (84) 、 応用化学新 (99) |
情報理工新 | 数理・計算科学新 (48) 、 情報工学新 (84) |
生命理工新 | 生命理工学新 (150) |
環境・社会理工新 | 建築学新 (57) 、 土木・環境工学新 (36) 、 融合理工学新 (41) |
医新 | 医新 (101) 、 保健-看護学新 (55) 、 保健-検査技術学新 (35) |
歯新 | 歯新 (53) 、 口腔-口腔保健衛生学新 (22) 、 口腔-口腔保健工学新 (10) |
- 新新設
- 改改組
- 名名称変更
学生数※2024年度現在
学部 | 学生数 (男/女) |
男女 比率 |
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理学院 | 691 (641/50) |
男:92.8% 女:7.2% |
工学院 | 1,615 (1,499/116) |
男:92.8% 女:7.2% |
物質理工学院 | 764 (646/118) |
男:84.6% 女:15.4% |
情報理工学院 | 460 (424/36) |
男:92.2% 女:7.8% |
生命理工学院 | 648 (499/149) |
男:77.0% 女:23.0% |
環境・社会理工学院 | 588 (431/157) |
男:73.3% 女:26.7% |
医学部(保健衛生学科) | 378 (21/357) |
男:5.6% 女:94.4% |
医学部(医学科) | 634 (403/231) |
男:63.6% 女:36.4% |
歯学部(歯学科) | 323 (150/173) |
男:46.4% 女:53.6% |
歯学部(口腔保健学科) | 141 (12/129) |
男:8.5% 女:91.5% |
理学部 | 2 (2/0) |
男:100.0% 女:0.0% |
工学部 | 3 (3/0) |
男:100.0% 女:0.0% |
- 国公立大:大学改革支援・学位授与機構「大学基本情報」(https://portal.niad.ac.jp/ptrt/table.html)より作成
私立大:大学ポートレート(https://portraits.niad.ac.jp/)より作成
なお、募集停止した学部・学科を含むことがあります。
概要・特色
(*以下は、「栄冠めざしてSPECIAL vol.1」に掲載している内容です)
- 理学院
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- ■数学系
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学生が主体的に学べる演習形式を取り入れた指導体制の下、現代数学の基礎的な知識を学び、数学的な考察方法を身につける。少人数制のセミナーでは専門書を読み解き、数学の高度な専門分野に触れ、長い歴史と学問的背景を持つ数学の素養を修得する。
【授業科目】代数学、幾何学、実解析、確率論、位相幾何学など
- ■物理学系
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自然界で起こるあらゆる現象や物質を対象とした基本概念を研究する。物理学の基礎(力学、電磁気学、量子力学、熱・統計力学など)を系統的に学び、多くの実験・演習科目を通して、自然科学分野の先端研究に必要な知識を修得する。
【授業科目】電磁気学、解析力学、量子力学、熱力学、統計力学など
- ■化学系
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物理化学、無機・分析化学、有機化学分野などの基礎的内容を講義科目として設置しており、原子から生命までを探究する。自然界で起こりうる化学現象について、基本原理を学ぶことで、先端的化学に貢献できる力を身につける。
【授業科目】無機化学、量子化学、有機化学、基礎分析化学、化学統計熱力学など
- ■地球惑星科学系
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地球深部から大陸、海洋、大気、惑星、宇宙といった幅広い領域を科学的に探究する。数学・物理学・化学系科目、地球惑星科学の序論科目実験系科目を通して、地球・惑星・宇宙の諸現象を理解する。
【授業科目】惑星科学序論、地球史概論、宇宙地球化学、火山学、地球物質学など
- 工学院
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- ■機械系
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機械システム動作を解析し、さらに、新たな機械を創出するための知識を学修する。制御・ロボティクス・メカトロニクス、精密工学、機械設計、加工・生産・材料、医用生体・福祉工学、デザイン工学、宇宙工学などを研究対象としている。
【授業科目】工業力学、材料力学、熱力学(機械)、基礎流体力学、弾塑性力学など
- ■システム制御系
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高機能ロボット、次世代自動車、クリーンエネルギーなど、制御システムのモデリング、解析、開発、設計に関する基礎的能力を養う。プロジェクト運営を体験できる実践的科目などを通して、社会に貢献できる柔軟な発想力と創造力を身につける。
【授業科目】システム制御数学、機械の運動と力学、計測・信号処理基礎、フィードバック制御、動的システム基礎など
- ■電気電子系
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大規模エネルギーの発生と制御、電波・通信などの情報伝達システム、情報処理・通信、コンピュータの基礎となる回路・信号処理、集積回路、電子デバイスなどの多岐にわたる電気電子工学分野の基礎学力と応用能力を学修する。
【授業科目】電磁気学、電気回路、フーリエ変換とラプラス変換、電子デバイス、電子計測など
- ■情報通信系
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通信ネットワークにおける、通信用集積回路技術から大規模ネットワークシステムに至るまでの幅広い領域を学修する。プログラミング・実験科目や、「学士特定課題研究」で理解力と応用力を深め、情報通信工学分野の産業、学術、政策などに貢献する力を身につける。
【授業科目】情報通信概論、確率と統計、離散構造とアルゴリズム、通信理論、代数系と符号理論など
- ■経営工学系
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生産活動、企業経営、経済システムにおける重要課題を科学的・工学的な視点で捉え、数理、経済学、経営管理学、管理技術といった幅広いアプローチを駆使した問題解決力を修得する。
【授業科目】経営・経済数学、オペレーションズ・リサーチ基礎、経営戦略・組織論、マーケティング、生産管理など
- 物質理工学院
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- ■材料系
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金属材料、有機材料、無機材料といった幅広い材料学の基礎を学び、材料に関する高度な専門知識を修得するとともに、革新的工業材料を創出するための知恵と創造性を身につける。
【授業科目】基礎工業数学、電気学、材料量子力学、材料熱力学、材料の熱的機械的性質など
- ■応用化学系
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物質の基礎的性質や反応性を原子・分子レベルで深く理解するとともに、最高度の化学技術システムの修得をめざす。応用化学、化学工学、高分子工学などの分野を中心に幅広い研究を行い、新たな産業と文明の開拓に貢献できる力を身につける。
【授業科目】化学工学基礎、高分子科学基礎、物理化学、有機化学、無機化学、量子化学など
- 情報理工学院
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- ■数理・計算科学系
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現在の情報化社会に広がる多種多様な情報について、科学的なアプローチで扱う方法を学修する。コンピュータを使った新しい数学を駆使する方法、現実の諸問題を数理モデルに基づいて解決する方法、情報処理を計算として捉える方法と実際にそれらを実行するコンピュータ・システムの設計方法を学ぶ。
【授業科目】集合と位相、数理統計学、アルゴリズムとデータ構造、計算機科学概論、オートマトンと数理言語論など
- ■情報工学系
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体系化した情報理論をはじめ、ソフトウェア、ハードウェア、マルチメディア、人工知能、実世界データの解析などの専門知識を修得する。コンピュータに関する技術を原理から理解し、新しい情報システムをモデリングする技術、人とコンピュータの知的インタフェース技術など先端分野において世界を先導できる能力を身につける。
【授業科目】確率論・統計学、論理回路理論、関数型プログラミング基礎、人工知能、データベースなど
- 生命理工学院
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理工学分野の基礎的知識や、生命理工学分野の基礎専門力を体系的に修得するカリキュラムと、充実した実験・演習を通して生命現象の理解を深めるとともに、海外研修、インターンシップを体験することで国際的に通用する教養力を修得する。
- ■生命理工学系
- 【授業科目】最先端生命研究概論、生物化学、分子生物学、遺伝子工学、生命情報学など
- 環境・社会理工学院
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- ■建築学系
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デザイン意匠をはじめ、計画、構造、材料、設備、施工といった工学的領域や、建築史のような人文社会学的領域、さらに都市・環境工学、生活環境までを体系的に学ぶ。柔軟な発想力で最先端の建築・都市空間を創造するとともに、国際的な視野を持って環境・社会問題の解決に貢献する力を身につける。
【授業科目】近代建築史、建築意匠、建築環境、都市学の基礎、建築構造力学など
- ■土木・環境工学系
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あらゆる災害や環境汚染から人命や社会生活を守り、快適で安全な都市や国をつくることをめざして、社会基盤の整備と運用に関する工学の基礎的専門知識、自然科学に関する基礎知識を修得する。自然や地球環境の保全と活用を図り、良質な社会資本を形成・維持・管理できる力を身につける。
【授業科目】社会基盤と環境、鋼構造学、水理学、地盤調査・施工学、交通システム工学など
- ■融合理工学系
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化学工学、機械工学、情報通信工学、土木工学、生物工学、環境政策・計画学、応用経済学、社会学、コミュニケーション学を包含した広い分野を融合。社会で求められる新たな技術・価値・概念の創出に貢献できる能力や、グローバル社会で通用するコミュニケーション能力、マネジメント能力を身につける。
【授業科目】国際開発共創概論、資源・エネルギー工学概論、社会環境政策概論、地球・地域生態学概論、エンジニアリングデザイン概論など
- 医学部
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医学科の4年次に自由選択学習(Project Semester)が行われている。興味を持った分野について国内外の提携大学、研究施設(インペリアルカレッジなど)で研究・研修をすることができ、科学的視点を持つ医師としての基盤を形成することができる。保健衛生学科には、看護学専攻と検査技術学専攻がある。看護学専攻では、領域における基礎知識を修得した後、基盤看護学、公衆衛生看護学、在宅看護学などについて講義と臨地実習による教育を受ける。検査技術学専攻では、形態・病態制御学系、物質・代謝学系、機能調節・制御学系、病因・病態学系に大別された主要科目、検査管理・社会医学系、総合分野などの各科目について講義と実習による教育を受ける。
- ■医学科(6年制)
- 【授業科目】人体解剖学、細胞生物学、生理学、組織学、薬理学、神経解剖学、免疫学、病理学、医動物学、法医学、公衆衛生学、循環器、呼吸器、神経科学・臨床など
- ■保健衛生学科
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看護学専攻【授業科目】解剖学、生化学、栄養学、疫学、病態学、緩和ケア看護学、成人看護学、国際保健看護学、産業保健学、災害看護学など
検査技術学専攻【授業科目】人体構造学講義、病理検査学実習、臨床生理検査学講義、免疫検査学実習、臨床検査総合管理学、臨床病態学、生体医工学、遺伝学など
- 歯学部
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歯学科では、問題を認識することから問題解決の方法を探り、自学自習の態度と論理的思考能力を身につけるため、基礎と臨床の統合型講義と実習、歯科医療に必要な臨床医学を中心としたカリキュラムで学ぶ。口腔保健学科では、口腔保健の理論と実践を科学的に探究する口腔保健学を確立し、医療現場はもとより、介護・福祉分野、行政・地域保健の場においても専門的活動を遂行する医療従事者に必要な知識・技能を身につける。
- ■歯学科(6年制)
- 【授業科目】予防と健康管理、生体と薬物、歯科放射線基礎、病態科学演習、外科系疾患、歯科生体材料、顎口腔医療、全身と歯科治療など
- ■口腔保健学科
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口腔保健衛生学専攻【授業科目】歯・口腔の構造と機能、歯科衛生学総論、口腔疾患予防学、食生活教育、歯科衛生臨床実習、チーム医療の基礎・実践、相談援助の基盤と専門職など
口腔保健工学専攻【授業科目】口腔保健工学管理学、全部床義歯補綴学・実習、部分床義歯補綴学・実習、歯冠修復学・実習、造形美術概論実習、人体の構造と機能、ヘルスプロモーション、審美修復学実習など