北里大学大学からのお知らせ 入試対策情報
英語
2024年度入試の問題分析
北里大学の入試問題はすべてマークシート方式。薬学部が80分で大問5題である。Iは読解問題、IIは文法・語法問題、IIIは読解問題、IVはレビューと会話の複合型、Vは読解問題と整序英作文となっている。獣医学部、海洋生命科学部、未来工学部が同一問題であり、60分で大問5題となっている。Iは読解問題、IIは文法・語法問題、IIIは会話問題、IVは読解問題、Vは整序英作文問題である。医学部は70分で大問7題である。Iは読解問題、IIは語義問題、文法・語法問題、III・IV・Vは読解問題、VIは会話問題、VIIは整序英作文問題である。看護学部は60分で大問4題である。Iは読解問題、IIは文法・語法問題、IIIは会話問題、IVは広告を素材とした読解問題である。理学部は60分で大問4題、Iは読解問題、IIは文法・語法問題、IIIは会話問題、IVは読解問題と整序英作文問題となっている。医療衛生学部も60分で大問4題である。Iが読解問題、IIは英文法・語法問題、IIIは会話問題、IVが整序英作文問題となっている。健康科学部は、60分で大問5題である。Iは読解問題、IIは英文法・語法問題、IIIは会話問題、IVは読解問題、Vは整序英作文問題となっている。全体を通じて、読解問題では内容一致や空欄補充、語義推測などがバリエーション豊かに問われている。会話問題も同様に、空欄補充や内容一致なども問われている。
2025年度入試対策・学習アドバイス
何をおいても過去問学習を
北里大学の入試問題では、読解問題の形式はある程度一定しているが、それ以外の問題の形式、構成は少しずつ変化している。そのため、多種多様な入試問題に対応できるだけの学力を養成しなければならない。さらに、解答時間に比べて英文の量、問題の量ともに多く、処理力の向上と時間配分も重要となる。したがって、以上の2つの条件をクリアし、北里大学の入試問題で合格点をとるためにやるべきことは①標準的な文法・語法問題集と単語・熟語集を徹底的につぶす、②中~上級レベルの英文解釈問題集をこなして、複雑な英文を読み解く技術をマスターする、③様々な問題形式を含んだ長文読解問題集を、時間を計ってこなす、④過去問演習をできる限りたくさんこなす、ということになる。過去問演習をする際には、どの問題を、どのような順番で、どのくらいの時間をかけて解くのかを分析して、問題に取りかかることを勧める。時間的に厳しい学部が多いので、時間配分の訓練は徹底して行っておくべきであろう。さらに、自分の受ける学部の問題だけでなく、ほかの学部の問題も活用すべきである。昨年ある学部で出た形式が次の年に別の学部で出たりするといったことがよくあるからである。
理系素材の英文の対策を
北里大学の読解問題では理系素材の英文が頻出している。特に専門的な背景知識が必要とされているわけではなく、専門的な単語にも注釈がついてある。しかし、日頃から理系的なテーマの英文に慣れ親しんでおけば、有利であることは言うまでもない。特に本学の理系をテーマにした英文は、本格的な内容のものが多く、慣れていないとかなり読みにくい。ほかの学部の問題のみならず、ほかの大学の本格的な理系テーマの読解を扱った過去問題も利用しておきたい。