森ノ宮医療大学大学からのお知らせ 入試対策情報
生物
2026年度入試の問題分析
一般選抜前期A・B・C日程ともに大問5題から構成されており、問題数は36問であった。解答は、いずれもマークシート方式だが、1科目あたりの試験時間は45分であるから、効率よく解く必要がある。難易度は、教科書範囲を逸脱しないものである。
出題分野は生物基礎の「生物の特徴」「ヒトの体の調節」と、生物の「生物の進化」「生命現象と物質」「遺伝情報の発現と発生」「生物の環境応答」である。
2026年度の一般選抜前期A日程の出題は、第Ⅰ問は生物の「生命現象と物質」から、植物の光合成に関する内容、第Ⅱ問は生物の「遺伝情報の発現と発生」から、DNAの複製およびPCR法によるDNAの増幅に関する内容、第Ⅲ問は生物基礎の「生物の特徴」から、生物の大きさおよび細胞小器官の構造やはたらきに関する内容、第Ⅳ問は生物基礎の「ヒトの体の調節」から、免疫に関する内容、第Ⅴ問は生物の「生物の環境応答」から、筋収縮のしくみおよび動物の行動に関する内容であった。
2026年度の入試では、例年同様に、様々な分野からまんべんなく出題されたといえるだろう。
2027年度入試対策・学習アドバイス
教科書記載の内容を深く理解する
教科書に記載されている用語や生物名など、基本事項を問う問題が多い。したがって、まずは教科書内容をしっかりと理解することが必要である。教科書の欄外には記載があるものの本文には記載がなかったり、高校の授業で詳しく学習しなかったりする内容など、やや細かな知識問題が出題されることもある。しかし、このような細かな知識も、生命現象の全体像の理解なしには、頭に残らない。発展事項の習得にも、基本事項の整理が必要であると認識してもらいたい。
2026年度の一般選抜前期A日程では、模式図を使った問題(カルビン回路の模式図、サルコメアの模式図)や計算問題(神経から筋肉への興奮の伝達にかかる時間の算出など)が出題された点に留意しておきたい。また2026年度は見られなかったが、グラフを活用した問題が多く出題されるのも特徴といえる。これらの問題について、「見たことがある」といった、内容の理解を伴わない学習では、森ノ宮医療大学の入試対策としてはやや心許ないだろう。
教科書などでは重要事項が模式図やグラフで説明されているものが多い。用語とともに模式図やグラフの内容についても正しく理解することで、知識の質を深めることが重要である。
森ノ宮医療大学では、恒常性、免疫、受容器、筋収縮や神経、中枢神経系など、ヒトの体内に関わる出題が必ず見られる。大学に入学した後も深く関わる内容であるため、受験生には、これらの分野をより多く学習してほしい。
同じ問題集を繰り返す学習を
先述のとおり、森ノ宮医療大学の問題は教科書に記載されている内容の理解を問うものが多い。したがって、教科書に準拠した問題集の活用は非常に有効である。教科書内容の理解の後に、問題集を通してしっかりと演習を積むことで、基本的な知識の定着を図ることが必要である。なお、生物の学習では、同じ問題集を何度も繰り返し解くことが好ましい。1度や2度問題を解いただけでは得られなかった深い理解が、3度目や4度目の演習で得られるはずである。あれこれと複数の問題集に手を出さずに、ひとつの問題集に絞る学習が、より効果的であることを知っておこう。


