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神田外語大学

神田外語大学大学からのお知らせ 入試対策情報

英語

2024年度入試の問題分析

ここでは2月5日実施の一般入試問題を分析する。前半60分が読解問題と文法・語法問題(34問)で、後半30分がリスニング問題(30問)という2部構成である。全問マークシート方式で、和訳や英作文のような記述式の問題はないが、問題文も選択肢もすべて英語で書かれているので、いかに手早く読んでいくかが鍵となる。前半のREADING COMPREHENSION(読解)では本文内容に関する問題と本文中の単語を言い換える問題が課されており、読解力と語彙(ごい)力の両方が試されているといえるだろう。一方、GRAMMAR AND USAGE(文法・語法)では幅広い文法知識と語形変化が問われている。後半のリスニングはPART1がCONVERSATIONS(会話)で、PART2がMONOLOGUES(ひとりでの読み上げ)という構成であり、正解を決定する情報を素早く取捨選択して聞き取る必要があるため、日常的に音声教材を活用して英語のリズムやスピードに慣れておこう。

2025年度入試対策・学習アドバイス

語彙(ごい)力対策は「イメージ作戦」で

読解・リスニングを問わず、入試英語の基礎となるのは豊富な語彙(ごい)力だ。知らない単語はリスニングで聞き取れるはずがないので、地道にコツコツ対策しよう。本文中の単語を別の表現に言い換える問題に対応するには、単語集に記載されている訳語を丸暗記するのではなく「この単語はこういう意味合いの語だ」といったイメージを頭の中で描いておき、日本語を介さずに英語のまま理解するようにすること。このような訓練を日頃から重ねておくと、読解速度が飛躍的に上がっていく。

文法対策は「根拠」を重視せよ

文法4択問題に加えて、一連の英文中の空所を埋める問題も出題されるので、文法知識を自由に使いこなせるレベルまで極めておく必要がある。したがって、問題集で対策する際には解答を暗記するのではなく、「なぜその形になるのか」という根拠を自分で説明できるようにしておこう。また、品詞がポイントになる設問もあるので、「ここには副詞が入るはずだ」のように常に品詞を意識すること。

読解対策は「段落単位」で

合否に大きく影響するのは迅速かつ正確な読解力だ。主題を選ぶ問題や本文内容に関する問題に正しく答えるには、「文単位」ではなく「段落単位」で内容を的確に把握しておくことが求められる。そのためには、受動的に本文を読み流すのではなく、段落を1つ読み終えるたびに「この段落の要旨は何だろう?」と自問自答しながら能動的に読み進める習慣をつけておこう。そうすれば、徐々に文章全体の要旨が正確に理解できるようになっていく。

リスニング対策は「繰り返し」で

神田外語大学のホームページから過去のリスニング問題の英語音声がダウンロードできるので、まずは現時点でどれくらい正確に聞き取れるか試してみよう。最初は難しく感じるかもしれないが、スクリプトを熟読して内容を理解したうえで何度も繰り返し聞いて英語の音の同化や消失に慣れていけば、最終的にはスクリプトを見ずに耳だけで内容が聞き取れるようになる。また、共通テストにもあてはまるが、印刷されている設問の英文を先に読み、どの情報を聞き取るべきかをあらかじめ頭に置いて、その情報を聞き取ることに集中するのが鉄則だ。類似のタイプの共通テスト用のリスニング教材を活用するのもよいだろう。

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