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岐阜協立大学

入試対策情報

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英語

2022年度入試の問題分析

2022年度の問題構成は、第1問(長文問題)、第2問(文法四択問題:10問/会話文問題:3問/反意語選択:8問/整序問題:4問)となっている。2021年度からの変更点としては、自由英作文がなくなったことが挙げられる。その分、文法四択問題の数が2021年度の4問から10問へと増加した。第1問の読解問題は、内容一致問題のほか、語句補充や、本文と絡めた語彙(ごい)問題、下線部和訳が出題される。全体として、基本語彙(ごい)・文法の定着が求められるものが多かった。下線部和訳についても5文型を中心とする基本的な文構造がきちんと取れれば問題なく正答できるだろう。第2問については、問1の択一式の文法問題の部分は易しいものが多い。ただし、熟語に関わる設問も多いため、そういった部分の暗記ができているかがポイントとなる。問2の会話文問題については、会話でよく使われる表現などに慣れておきたい。I hope not.なのかI don’t hope so.なのかといった、やや難度の高いものも問われている。問4の整序英作文では、英作文で頻出の構文が問われている。後半では年度によって和文英訳、自由英作文、整序問題などといった形式の異なった問題が出題されているので、様々な形式の問題に対処できるように訓練を積んでおいてもらいたい。

2023年度入試対策・学習アドバイス

基本単語・熟語の定着

第1問の読解問題では、長文問題とはいえ、語彙(ごい)の意味を問う出題が多い。日頃から単語帳などを用いて学習を進めるほかに、英文のなかで出てきた単語については必ず意味をチェックする習慣をつけていこう。やみくもに難度の高いものを覚えようとするのではなく、共通テストレベルの標準的な単語の意味が瞬時に出てくるようにしてもらいたい。なお、語彙(ごい)を直接問う設問は、第1問、第2問で合わせて18問出題されている。また、単語のほかにも熟語を押さえておくことも重要である。一般的な文法・語法問題集に載っているようなものでかまわないので、まずは一通り目を通して、基本的な意味が言えるかどうかを確認していこう。

「記述」の練習を積んでいこう

岐阜協立大学では、下線部和訳などの記述問題が出題されている。2022年度は出題がなかったものの、過去には和文英訳や自由英作文が出題されている。一般的に、私立大学を志望する生徒は記述が苦手という人が多い。逆にいえばほかの人が苦手で、かつ配点も高いため、きちんと対策すればほかの受験生と差をつけられるところでもある。2022年度の下線部和訳では、現在完了形を用いた文の解釈や受動態の訳出が求められた。下線部和訳の対策としては、1冊どんなものでもかまわないので、英文解釈の問題集を用意し、5文型(SVOC)を取りながら正確に訳出する練習をしていこう。また、和文英訳や自由英作文の対策として、日頃から短い日本文を英訳する練習を取り入れていこう。1文単位で正しい英文がしっかりと、かつすらすらと書ければ、いざ自由英作文が出題されたとしても動揺することなく書くことができるだろう。ここ数年での英語4技能を意識しているせいか、大学側の「英語の運用力」を問いたいという姿勢が見て取れる。これまで記述問題を避けてきた人も、しっかりと「書く」練習を取り入れていこう。