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岐阜協立大学

岐阜協立大学大学からのお知らせ 入試対策情報

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2025年度入試の問題分析

2025年度の問題構成(3学部共通/一般選抜Ⅰ期)は、大問Ⅰ(読解問題)、大問Ⅱ(文法4択問題:10問/反意語選択:8問/対話文問題:3問/整序問題:4問)となっている。大問Ⅰの読解問題では、内容一致問題のほか、語句補充や、語彙(ごい)問題、下線部和訳が1問出題された。出題形式は例年同様だったが、文章量は2024年度と比較すると2倍以上あったため、読むのに時間がかかった受験生がいただろう。ただ、設問としては、全体的に基本語彙(ごい)・文法の定着が求められるものが多かった。下線部和訳は、encourage/spontaneous/perspectiveなどの語彙(ごい)が鍵となるものだった。大問Ⅱ問1の文法問題では、特に時制に関わる出題が多かったが、前置詞や熟語の意味を問うものも複数あった。問2では、毎年「同義語」または「反意語」を答えるものが問われるが、2025年度は「反意語」を選ぶものだった。問3の対話文問題は、基本的な読解力があれば特に対策を要するものではない。問4では整序問題が問われたが、2024年度では与えられた日本文に合うように英語を埋める問題が出題されており、いずれにせよ英作文の力を試す問題が出題されているといえる。日頃から簡単な英作文の学習も意識して行ってほしい。

2026年度入試対策・学習アドバイス

語彙(ごい)力強化を優先的に行おう

大問Ⅰの読解問題では、長文のなかで語彙(ごい)の意味を問う出題が多い。日頃から単語帳などを用いて学習を進め、載っている語の主要な意味については瞬時に答えられる状態をめざそう。2025年度は2024年度と比べ文章量も多く、英文に使われている語彙(ごい)も難度が高めだった。基本的な語彙(ごい)力がないと読み進めるのに苦労するだろう。設問でも、in advance「事前に」という熟語やenhance/appropriateなど、語彙(ごい)を直接問うものも出題されている。さらに、大問Ⅱ以降でも前置詞を空所に補充する問題や、熟語の意味を問う問題が多く出題されているので、単語の学習のみならず、熟語の学習も進めていこう(2025年度はcut down on A「Aを削減する」、nothing but A「Aにすぎない」などが問われた)。全体に占める語彙(ごい)関連問題の比率が非常に高いので、そういった問題を失点することなく確実に得点できるかどうかが、合否の大きな分かれ目となるだろう。

「記述」の練習を取り入れよう

岐阜協立大学では、下線部和訳などの記述問題が出題されている。過去には和文英訳や自由英作文も出題された。一般的に、記述がベースの国公立大学志望者と比べ、私立大学を志望する生徒は記述問題が苦手な人が多い。ただ逆にいえば、当然記号問題と比べて配点も高いと考えられるため、きちんと対策すればほかの受験生と差をつけられるところでもある。日頃から英文和訳や和文英訳に取り組む姿勢を大事にしてほしい。下線部和訳の対策としては、普段学校などで使っているリーディングの教科書でよいので、英文の構造(SVOC)を意識しながら、一文一文を正確に訳せるかを確認していこう。また、和文英訳や自由英作文についても、一文単位の短いものでよいので、日本文を英訳する練習を取り入れよう。なお、2025年度は本格的な英作文問題は出題されなかったが、整序問題も本質的には英作文力を試す問題であることを念頭に置いて学習を進めてほしい。

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