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なごやがくいん

名古屋学院大学

名古屋学院大学大学からのお知らせ 入試対策情報

日本史

2024年度入試の問題分析

大問4題で総問題数40問。全問マーク式で、4~10個程度の選択肢のなかからひとつの解答を選択する形式である。おおむね大問Iが原始・古代、大問IIが中世、大問IIIが近世、大問IVが近現代で各問題数は10問ずつになっている。戦後史の出題はないことが多い。出題分野も政治・外交・社会経済・文化の4分野がそれぞれ大問4題に配置されており、全体にバランスの取れた出題になっている。出題形式は、空欄補充や下線部設問で歴史用語を問う問題を中心に、正誤問題、年代整序問題、史料問題など多様である。地図問題や図版問題、年表やグラフを用いた問題などが出題されることもある。試験時間は60分なので時間が足りなくなる可能性は少ないが、正誤判定などで意外と手間取ることもあるので注意したい。問題の難易度には落差があるが、多くは基本問題であり、教科書を中心とした学習で十分に対応できる。年号を問う問題はほとんどなく、年代整序問題も因果関係や流れ、大きな時代の変化を押さえていれば解答できる。

2025年度入試対策・学習アドバイス

まず基本事項を確認しよう

やや難しい問題もあるが、多くは基本問題なので、ここで取りこぼさなければ十分に合格点は確保できる。したがって、教科書を中心に基本事項をしっかり押さえておくことが大切である。すべて選択問題といっても、当然選択肢には類似用語が並んでいるので、正確な知識が必要になる。用語や人名などで混乱していると感じているところはしっかりと区別して覚え直してほしい。また、文化史を苦手とする諸君も多いが、文化史は毎年大問1題分必ず出題されているので、必ず取り組んでおいてほしい。

正誤問題への対応

一口に正誤問題といっても様々な形式がある。4文の短文から誤文や正文を選択するもの、2文のそれぞれの正誤を判定しその組み合わせを選択するものなどは共通テストを始めよく見られる形式で、名古屋学院大学でも出題されるが、名古屋学院大学で特徴的な出題形式は数行の文中のなかに数ヵ所下線を引き、その下線部の誤りの数を選択させるというものである。選択肢には「誤りなし」も含まれるのでかなり難問といえよう。下線も用語だけでなく文章に引かれているケースもあり、用語の丸暗記ではとうてい対応できない。用語や歴史事象の正確な知識・理解が求められている。正誤問題は、基本は間違い探しなので、それを意識して練習しておくことが重要である。「慣れる」ことで誤りを見つけやすくなる。

史料・図版・地図問題等への対応

例年史料問題や地図・図版を使った問題が出題されている。2023年度は原始時代の遺跡の位置を選択する地図問題が、2024年度はバテレン追放令の史料問題が出題されている。出題される史料や図版の多くは教科書にも掲載されているような頻出の基本資料が多く、地図問題も教科書に登場する有名なものが中心である。したがって、教科書に掲載されている史料・図版・地図などは目を通して確認しておきたい。

内容理解を大切に

正誤問題や年代整序問題が多いことなど、歴史用語の丸暗記では対応できない問題も多い。用語や歴史事象の内容理解をしっかりしておいてほしい。

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