大阪経済法科大学大学からのお知らせ 入試対策情報
日本史
2026年度入試の問題分析
一般試験・前期の出題量は、大問は3題で小問は42問であった。出題形式は全問マークシート方式で、それぞれの大問で特定の分野を扱った3つの文章を提示し、それに関連する空欄補充(用語4択や組み合わせ4択)や、下線部設問(文章4択や文章正誤の組み合わせ、年代整序)など多様な形式の設問が配置される。時代では大問Ⅰが古代・中世で小問が14問、大問Ⅱが近世で小問が10問、大問Ⅲが近代・戦後で小問が18問と、近代・戦後の出題の割合が高かった。分野では大問Ⅰが政治、大問Ⅱが文化、大問Ⅲが外交・社会経済を中心にした問題文を扱い、小問で他分野からも出題された。正誤判定問題が全体の約半数、時代整序も全体で5問出題された。史料を扱った問題は大問ごとに必ず出題され、2026年度は2025年度同様5本の史料が使用された。一方、図版や地図を使用した問題は出題されなかった(2025年度も同様)。難易度としては標準レベルで、基本的な知識を正確に理解しているかを問う出題といえよう。なお、2025年度に引き続き大問Ⅲでは歴史総合を意識したと思われる、世界史の基礎的な知識を必要とする出題があった。
2027年度入試対策・学習アドバイス
歴史用語の内容や時期も押さえよう
全小問の半数程度を文章正誤問題と時代整序問題が占める。正誤問題の誤文のパターンも単なる用語違いだけでなく、歴史事項の内容や時期の誤りを問うものが多く出題される。したがって、日頃から教科書の本文・注釈をよく読んで歴史事項の内容を理解するとともに、世紀も含めた時期的な把握にも努めるようにすること。また、正誤問題では正文に詳細な情報が含まれる場合もあるが、誤文の誤りの部分は基本的知識で十分対応できるものが多い。基本的事項をしっかりと押さえるとともに、過去問などで誤文のパターンに慣れておくことも有効である。
史料問題対策は必須である
史料問題は毎年必ず出題されている。使用される史料は教科書や資料集に記載されている基本的なものがほとんどだが、古代から近代の各時代からまんべんなく出題される。史料問題は対策の有無で差がつきやすい。したがって、各時代の基本的史料についてはできるだけ確認するとともに、自分で実際に史料を解釈して読むことが肝要である。
近代史・戦後史の対策も入念に
近代史・戦後史からの出題が全体の4割以上を占める。近代史・戦後史はほかの時代に比べ教科書の記載も多くまた詳細になっており、歴史事項の内容や因果関係をしっかり理解することが求められる時代である。また、歴史総合を意識して世界史の基本的事項を必要とする問題も出題されている。特に戦後史では、世界のなかの日本を意識した学習も意識したい。内閣表で時系列を確認しつつ学習することも有効である。
過去問に取り組もう
大阪経済法科大学の日本史は多様な出題形式が特徴である。したがって、過去問の研究を通じて多くの出題のパターンに慣れておくことが有効である。特に史料問題は実際に出題された問題を解くことで、史料学習で確認しなければいけない部分が明確になっていくであろう。また、文章正誤問題対策では、過去にどのような事項が問われてきたのかを把握しておくことも肝要である。


