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きたさと

北里大学

北里大学大学からのお知らせ 入試対策情報

生物

2025年度入試の問題分析

医学部は試験時間100分(理科2科目)、解答形式はマークシート方式である。「体温調節と止血機構」「被子植物の生殖と発生」「物質生産とバイオーム」をテーマに、知識問題から計算・考察問題まで出題された。問題数が多く、迅速に解答する必要がある。獣医学部・海洋生命科学部は試験時間60分(理科1科目)、解答形式はマークシート方式である。「遺伝子発現と分子進化」「遺伝子を扱う技術」「植物の環境応答」「光合成」をテーマに、標準レベルの知識問題から計算・考察問題まで出題された。各テーマに沿って様々な問題が出題されており、教科書の内容を広く確実に習得しておく必要がある。理学部は試験時間90分(生物科学科受験生は、生物・化学の両科目3題ずつ計6題のなかから、任意の3題を選択)、解答形式はマークシート方式である。「遺伝子」を中心に、「免疫」「視覚」「酵素」「発生」など多岐にわたる分野から、知識・考察問題が出題された。高い考察力を要する問題も多く含まれており、解答する3題を見極める必要がある。看護学部は試験時間60分(理科1科目、出題は生物基礎の範囲のみ)、解答形式はマークシート方式であり、「生物の共通性と多様性」「恒常性」をテーマに、基本・標準レベルの知識問題が中心に出題された。ただし、実験考察問題も出題されており、丸暗記の勉強では対応できない。医療衛生学部保健衛生学科は試験時間60分(理科1科目)、また、医療検査学科、および医療工学科は120分(数学・物理・化学・生物から2科目選択)、解答形式はマークシート方式であり、「動物の遺伝子発現」「恒常性」をテーマに、標準レベルの知識問題から計算・考察問題まで出題された。2023年度入試以降やや難度が上昇しており、特に遺伝子分野を中心にしっかりと準備をしておく必要がある。健康科学部は試験時間60分(理科1科目)、解答形式はマークシート方式である。「遺伝子」「ヒトの体内環境と神経系」「世界のバイオーム」をテーマに、基本・標準レベルの知識問題が中心に出題された。人体の構造と機能から生態系の分野まで広範囲に及び、各分野正確に知識を習得しておく必要がある。

2026年度入試対策・学習アドバイス

知識の習得

教科書や参考書などで、しっかりと知識を習得する必要がある。その際、教科書などの丸暗記ではなく、本質から理解・記憶することを心がけること。

知識を使いこなせるように

教科書などによる知識の習得とともに、問題集を用いて知識の定着を確認する。また、考察問題を解くことで論理的思考力を養成する。北里大学の生物では、基本知識から考察問題、かつ計算問題まで総合的な学力が試されるので、問題集を用いた学習を行う必要がある。

過去問演習を行う

例年、学部ごとに問題の難易度と出題傾向は類似しているので、過去問の演習を行うことで、入試で要求されるレベルや出題傾向を事前に知ることができる。また、解答時の時間配分やマークシート方式の解答形式に慣れておく必要もある。なるべく早い時期から、入試問題研究を行うようにしたい。

最後に

基本・標準的な知識が問われるだけでなく、考察問題も出題されており、用語の暗記だけでは合格は厳しいであろう。時間をかけ、正しい方法で丁寧に準備する必要がある。

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