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白百合女子大学

白百合女子大学大学からのお知らせ 入試対策情報

古文

2026年度入試の問題分析

全学部(前期・A日程)を分析する。2026年度は、「国語」は大問2題で試験時間は60分。

国語国文学科を受験する者は、「【三】古文」が必須であり、国語国文学科以外を受験する者は「【二】現代文」との選択問題となっている。

出典は『宇治拾遺物語』(鎌倉時代・説話)。2022・2023年度は説話、2024年度は『平家物語』(鎌倉時代、軍記物語)、2025年度は『今昔物語集』(平安時代・説話)の出題であった。

設問内容は、現代語訳、動作主の判定、理由説明、指示語、内容・心情説明、さらに文法問題(動詞の活用の種類、助動詞の空欄補充)などが出題された。

文法問題(動詞の活用の種類、助動詞の空欄補充)などが出題された。

解答の形式は、設問数9、解答数はマーク9問、問4の指示語の説明と問5の現代語訳が記述であった。2025年度と比較して解答数は1つ減少した。

問題文の長さは、2023年度の『十訓抄』(説話)は約460字と短いものだったが、2024年度は約1,040字、2025年度は約925字、2026年度も約1,150字と長かった。 難易度は、標準~やや易。

2027年度入試対策・学習アドバイス

古文単語は形容詞が中心

古文単語の学習は300語レベルまでは必要である。2026年度の本文に見られる重要語句は、「かたらふ」「ののしる」「やをら」「便なし」「やすし」「いとほし」「あやし」「月影」など。

選択式の設問以外に、記述の現代語訳もあるので、普段から短文の現代語訳を正確に書く練習をしよう。

動詞の活用の種類と助動詞の接続・活用・意味

文法問題では、動詞の活用の種類や活用形も問われることがあるので、「〇行・〇活用・〇形」まで見分けることができるようにしよう。

助動詞の「り」「き」「けり」の活用形と「し」の識別も頻出である。「しむ・む」の活用も出題されたこともあるので、助動詞は接続・活用・意味をしっかりと学ぼう。

空欄補充では、係り結びも重要な着目点となる。2026年度は、連用形接続の助動詞で、已然形(「こそ」の結び)になっているものを選ぶ問題であった。

助詞の学習もおこたらずに

接続助詞「ば・に」の意味用法や、自己の願望を表わす終助詞「ばや」なども大切。助詞は選択肢を分けるポイントになっているし、現代語訳でも問われている。

主体判定や説明問題は敬語に注目

敬語は動作の主体判定の鍵となる。敬語動詞の「おはす」「宣(のたま)ふ」「給(たま)はる」」などは訳だけでなく、「誰の誰に対する動作なのか」も考える。

理由説明や内容説明では、ことわざや比喩の具体的説明など、文脈把握と総合的な読解力が要求され、記述での解答も求められるので本腰を入れた学習が必要になってくる。

現代語訳の問題は総合力

現代語訳は、記述式でも出題されている。しかも、人物を特定し、指示語「これ・かく・さ・しか」などの内容を具体的に訳すような設問もある。

また、陳述の副詞「え~打消」(不可能)・「な~そ」(禁止)・「いかでか~む」(反語)、反実仮想の助動詞「まし」や敬語「仰す」「侍り」などがポイントとなる。2026年度は、「よも~じ」の意味が問われた。

過去問の演習を

古文問題の設問パターンは、年度や日程によって形式や長さも多少変わるが、過去問題をできる限り遡(さかのぼ)って演習するのが有効である。

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