<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

私立

せいしんじょし

聖心女子大学

聖心女子大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中

英語

2023年度入試の問題分析

ここでは3教科A方式の問題を分析する。マーク式の選択問題と自分で解答を書く記述式の問題が併用されており、読解総合問題が中心であることは例年どおりである。本文中の単語やフレーズを英語で正しく言い換えたものを選ぶ問題や空所補充問題が多く、本文の論旨展開に沿って「この単語やフレーズはどういう意味で使われているのか」「この空所にはどういうニュアンスの語が入るべきか」を的確に判断する思考力が必要とされている。また、大問IIでは長い会話文の要旨をまとめた要約文の空所補充問題も出題されており、本文内容を理解したうえで、その展開に合致する単語を選ぶという応用問題も課されている。さらに、大問IIIでは本文内容に関連したテーマの自由英作文(60語程度)も出題されるので、単語や文法知識の丸暗記では太刀打ちできない。語彙(ごい)・文法・読解・英作文を含めた英語の総合力をバランスよく高めていこう。

2024年度入試対策・学習アドバイス

語彙(ごい)力対策はイメージを重視せよ

読解でも英作文でも、すべての基礎となるのが語彙(ごい)力だ。本文中の語句を英語で言い換える問題が多いので、単語集に載っている訳語を丸暗記するのではなく、「この単語はこういうニュアンスだ」というイメージで認識しておくとよい。また、指示された品詞に変えて書く問題(例:simplyを動詞に)も出題されるため、関連語も含めてつづりまで正確に覚えておく必要がある。短期間で語彙(ごい)力を劇的に上げるのは不可能なので、生活のなかの隙間時間を有効活用してコツコツ対策しよう。

読解対策では速読と精読を区別せよ

合否を分ける最大の鍵は読解力だ。内容一致問題のようなマーク式の選択問題だけでなく和訳問題も出題されるので、読解問題集で様々な出題パターンに慣れておこう。内容に関する選択問題では、共通テスト対策と同様に、枝葉末節にはこだわらず、本文の要旨を手早く把握するという速読スキルが求められる。一方、和訳問題では、個々の単語を日本語に変換して漫然とつなぐのではなく、英文構造を精密に分析したうえで、その構造に沿って訳出するという精読スキルが求められる。フィーリングに頼るのではなく、「この文頭の-ing形は、動名詞か分詞構文か」のように論理的に判断しながら和訳し、自己採点時には自分の判断が正しかったかどうかを確認しよう。

英作文対策は添削指導で

本文内容に関連したテーマで60語程度の英語を書くという形式の英作文が出題されるが、頭のなかで答案を思い描くことと実際に書くことはまったく別なので、とにかく自分で書いてみることが先決だ。ただ、自分の書いた答案が合格レベルに達しているかを判断するのは難しいので、定期的に添削指導を受けて課題を指摘してもらうとよい。そうすれば、自分の苦手な部分が明確になるので、単複・冠詞・時制のような文法ミスが減るだけでなく、論旨展開といった英作文に必要な技術が徐々に身についていく。独立した文法問題は出題されないが、ミスのない英文を書くには正確な文法知識が不可欠なので、文法問題集で一通り対策しておこう。お薦めは、並び替え問題を重点的に解くことだ。文法の確認になるばかりか、正しい英文を書く訓練をしていることになるので、英作文でも大いに役に立つ。

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