東邦大学大学からのお知らせ 入試対策情報
化学
2026年度入試の問題分析
一般入試(理学部はA日程)を分析。学部ごとに科目選択や出題形式が異なる点に注意。
医学部
物化生から2科目選択で120分。2026年度から理科の配点が高くなった。大問3題で、大問1は小問集合形式。すべてマークシート式であるが、大問2・3は解答の数値をそのままマークする問題が多いため、実質的に記述式と変わらない。理論は出題分野に偏りが見られ、無機と有機は小問のみであった。決して難問ではないが、大問1に「すべて選べ」形式の設問が多く、大問2・3に現役生が経験したことのないタイプの問題が多いため、全体的な難易度はやや難レベル。また、試験時間に対して理科2科目全体の問題量が多いため、問題を解くスピードが重要。
薬学部
化学必須。80分で大問4題。大問1のみマークシート式、その他は記述式。問題量は少なめ、難易度は標準的なので、合格には高得点が必要だろう。
理学部
大問が物化生から各3題計9題出題され、75分で任意の3題を解答する(化学科のみ化学3題必須)。一部の大学で採用されているやや特殊な方式であり、受験に必要な理科は最低1科目であるが、化学科志望者を除き、理科を2科目以上学習している方が明らかに有利。問題量は妥当、難易度はやや易~標準。
看護学部と健康科学部
数化生から1科目選択、数は「Ⅰ・A」、理は「基礎」のみの出題。看護学部は小問33問、健康科学部は小問25問、難易度はやや易~標準。どちらの学部も看護学科であるが、健康科学部の方が問題数が少なく難度が低い。
2027年度入試対策・学習アドバイス
全学部共通
どの大学を受験しようが学習すべき項目は変わらないので、受験する大学・学部に関わらず、出題範囲全体について基本事項を習得し、典型的な問題を解けるようにすることが大前提である。これができていない状態で大学別の傾向と対策を考えても意味がないということを、くれぐれも肝に銘じてもらいたい。そのうえで、以下に学部別のアドバイスを記す。
医学部
「すべて選べ」形式の問題は、知識や理解が不十分では得点できないので、基本事項の抜け落ちを徹底的に排除する。また、時間を計って過去問を解き、理科2科目の時間配分を工夫する。
薬学部
化学が得意な受験生が多い学部で、高得点を狙う必要があるため、苦手分野を重点的に学習する。難度の高い問題に手を出す必要はないが、標準レベルの問題を多く演習し、確実にミスなく解答できるようにする。
理学部
理科1科目で学習している受験生は、すべての問題に対応する必要があるため、苦手な分野を重点的に学習する。一方、理科2科目で学習している受験生(化学科志望者を除く)は、どの3 題を選べば自分に有利かを短時間で判断する必要があるため、時間を計って過去問を解き、問題を選ぶ練習を積む。
看護学部と健康科学部
試験範囲が狭いので、苦手分野がないよう網羅的に学習する。また、化学全範囲を学習している場合は、「化学基礎」(東邦大学受験に必要)と「化学」(難度が高い)の学習バランスに注意する。


