<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

私立

きんじょうがくいん

金城学院大学

出願は女子に限る

金城学院大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中

化学(薬学部)

2023年度入試の問題分析

大問4題が出題された。出題形式はマーク式である。2022年度と同様、第1問は化学基礎の分野、第2問は無機化学の分野、第3問は有機化学の分野、第4問は理論化学の分野から出題された。第1問の問1は原子・元素の性質。問2はイオン結晶の性質。問3は原子やイオンの大きさ。問4は物質量の計算。問5は蒸気圧。第2問の問1はアンモニアソーダ法。問2は気体の製法。問3はハロゲンの単体。問4はアルミニウムの酸化物。問5は鉄の化合物。第3問の問1は異性体。問2は元素分析。問3はアルコールの分類。問4は芳香族カルボン酸、サリチル酸の誘導体。問5は芳香族化合物の分離。第4問の問1は酸・塩基。問2は金属のイオン化傾向。問3は理想気体と実在気体。問4はコロイド。問5は電池。問6は反応速度と平衡に関する問題であった。第1問の問3、問5、第4問の問6の計算問題で差がついたと思われる。それ以外はほとんどが基本~標準的な内容であり、日頃の学習成果が問われる問題である。

2024年度入試対策・学習アドバイス

化学基礎の分野の対策

原子・分子・イオンの構造、周期表と元素の性質、物質の三態、化学結合・結晶、混合物の分離など、基本的な内容の問題が多い。計算問題は、水溶液の濃度、結晶の密度を求める問題がよく出題される。また、身の周りの物質に関する問題も出題されるので、教科書で確認しておこう。

無機化学の分野の対策

無機化学の分野からは、気体の製法・性質、金属の性質、金属イオンの分離方法、無機工業化学がよく出題される。また、無機化学の分野は正誤問題が多く出題される。教科書に出てくる物質の名称や化学式、性質や反応は正確に覚えておこう。さらに、覚えた知識が確実に身についているかを確認するために、問題演習もやっておこう。

有機化学の分野の対策

有機化学の分野からは、元素分析、異性体、炭化水素、アルコールとその酸化生成物、エステル、芳香族化合物、油脂・セッケンなどから出題されている。細かい内容や難しい知識を問うような問題は見られない。教科書に書いてある内容が正確に頭に入っていれば、十分に対応できる問題である。有機化合物の名称や構造式を暗記するだけではなく、各物質についての製法や性質、重要な反応など、体系的に理解して問題演習を行いながら、覚えた知識を整理しておこう。

理論分野の対策

酸・塩基、熱化学、酸化・還元、電池・電気分解、気体の法則、反応速度、化学平衡の分野からよく出題されている。教科書に出てくる重要な用語・定義・法則を理解し、頻出問題を中心に問題演習を十分にしておこう。計算問題は複雑な計算は必要ないが、標準的な問題を速く正確に計算できるようにしておこう。

過去問の活用

全分野からまんべんなく出題されるので、苦手分野・未習分野を残さずに、早めの学習対策が必要である。さらに実際の過去の入試問題を解いてみることで、入試の出題傾向や時間配分を知っておくことも重要である。また、共通テストと出題内容や出題形式が似ているので、目を通しておこう。

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