<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

私立

なごやがくいん

名古屋学院大学

名古屋学院大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中

日本史

2023年度入試の問題分析

名古屋学院大学の一般入試前期(1月30日)の日本史入試問題は、4~10個の選択肢からひとつの解答を選択しマークシート用紙に解答する方式であった。大問4題で、総解答数は40、時代ごとの解答数は、おおむね、古代・中世・近世・近現代史からそれぞれ各10ずつとなっている。出題された時代は、古代~近現代の全時代にわたる。戦後史からの出題はないことが多い。分野別では、政治・外交史を中心に文化史や社会経済史など各分野から幅広く出題されている。難易度は、教科書レベルの知識をきちんと身につけていれば解答できる基本的な問題が中心である。設問形式は歴史用語の選択問題や3~5の短文から解答をひとつ選ぶ正誤判定問題、出来事の年代整序問題、下線部の誤りや誤りの数を選ぶ問題、略地図を用いた問題、語句の空欄補充問題、年表を用いた問題、2つの文の正誤をそれぞれ判定して組み合わせて解答するものなど、多様な設問形式が用いられており、4~6択の選択問題が中心である。なお、基本史料を中心とする史料問題も出題される。グラフなどを用いた問題が出題されることもある。歴史用語を選択する問題などは解答にそれほど時間を要しない一方で、短文の正誤判定問題には、意外と手間取るものもある。出題量は、総解答数が40なので、60分の試験時間内で十分にこなせる分量といえる。

2024年度入試対策・学習アドバイス

不得意な時代や分野のないように

全時代の各分野からまんべんなく出題されており、しかも各設問とも、全体的に基本事項からの出題が中心となっている。したがって、教科書などを用いて、原始・古代~近現代の全時代の各分野にわたって、不得意な時代や分野のないように丁寧に学習しておくことが大切である。もし、未習分野や苦手分野がはっきりしている場合には、その分野から学習していくことをぜひおすすめしたい。そうすれば、得点の大幅なアップが期待できるだろう。

正誤問題は消去法を用いて解く

正誤問題を苦手とする受験生はかなり多い。まず、不正確な知識では正誤問題に対応できないことを認識しよう。そのうえで、一歩一歩、正確な知識を着実に増やすことに努めよう。また、この形式は消去法を用いて解答候補の選択肢を絞っていくことが、正解率を高めることにつながる。マーク式の模擬試験や共通テスト・センター試験の過去問などで、消去法を使って選択肢を絞っていく練習をしておくとよいだろう。

基本史料問題の対策も立てておこう

史料問題も出題されるので、その対策も立てておこう。史料問題においては、何に関する史料であるかが判断できれば、設問の多くが解けることにつながるはずである。何の史料であるかを判断できるようにするために、まずは教科書に記載されている基本的な史料について一通り目を通しておくことが大切である。

過去問にチャレンジしておくこと

入試では、やや難度の高い問題が出題されることもあるが、まず、基本的な問題で確実に得点できるように学習しておくことが大切である。また、正誤問題は選択肢を丁寧に検討する必要があり、解答に意外と時間がかかることが多いので注意を要する。問題の難易度を実感し、その設問形式に慣れておくためにも、入試問題の過去問を入手して、時間を計って解答してみることをぜひおすすめしたい。そうすれば、入試本番で慌てなくて済むはずである。

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