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入試対策情報

※前年度情報を掲載中

化学

2022年度入試の問題分析

一般選抜A日程(2月3日)薬学部は大問6題が各小問5問で、すべてマークシート方式である。(1)物質の構成に関する基本知識の小問集合。(2)化学量、量的関係、ヨウ素滴定に関する計算と、酸の定義と金属のイオン化傾向に関する正誤。(3)濃度、希薄溶液、熱化学、電気分解に関する計算小問集合。(4)ハロゲン、窒素化合物など無機物質に関する小問集合。(5)フェノールおよびサリチル酸の合成経路に関する知識および計算問題。(6)多糖類、アミノ酸、核酸、高分子化合物に関する知識および計算問題。全体として、ほぼすべてが基本問題であった。ただし、計算問題の割合が高く(30問中12問)、スピード不足の受験者は大きく後れを取ったと思われる。

一般選抜A日程(2月3日)理学部化学科は大問10題が各小問3~5問で計39問、すべてマークシート方式である。(1)電子式、分子の形と極性に関する知識問題。問われた物質は基本的なものである。(2)凝固点降下の計算とベンゼン溶媒中の酢酸の会合度の計算問題。標準レベルである。(3)アンモニアソーダ法に関する知識と計算に、気体の実験室的製法の知識を融合させた問題。設問内容は基本レベルである。(4)定圧下における固体→液体→気体の状態変化に関する計算問題。題材は頻出であるが、体積変化や熱量をグラフから読み取って計算するので、思考力を要する。(5)食酢の定量に関する、まさに典型的な計算問題。(6)緩衝液のpHと緩衝作用に関する典型的な計算問題。(7)金属のイオン化傾向に関する基本的な知識問題。(8)炭素数1~3の基本的な有機化合物とその反応に関する知識問題。(9)芳香族化合物の系統分離に関する基本知識の問題。(10)マレイン酸とフマル酸の性質の違いを問う知識問題。理由はやや難だが結論自体は教科書記載の知識である。思考力を要するのは(4)だけであり、2021年度よりもやや易化したが、計算問題の割合が高く(39問中13問)、時間切れで最後まで解き切れなかった受験者もいるのではないか。スピード不足の受験者は大きく後れを取ったと思われる。

2023年度入試対策・学習アドバイス

薬学部への対策

基本的な問題が多いので、基本知識をしっかり固めることで合格点が取れる。仮に解けない大問があっても、それ以外をしっかりと正解すれば大丈夫である。高得点するには、教科書をよく読んで知識を増やし、2021年度の染料のように手薄な分野をつくらないことである。また、典型的ではあるが計算問題の割合が高いので、問題を見たら反射的に手が動いて立式できるように、計算問題の練習をしておこう。

理学部化学科への対策

基本知識を固めて典型問題の解法をマスターすることで高得点できる。苦手分野・手薄な分野をつくらないことが大切である。ただし、典型的ではあるが設問数が多く、計算問題の割合が高いので、問題を見たら反射的に手が動いて立式できるように、練習をしておこう。有機分野は比較的平易な問題が多いので、取りこぼさないようにすることと、前半の理論分野で時間切れにならないように、過去問に取り組むことで時間配分の練習もしておこう。構造決定よりも合成や反応の知識と計算の方がよく出題される。天然有機物や合成高分子の出題頻度は低いが、出ないわけではないので、基本的な知識だけは押さえておこう。

入試問い合わせ先

  • 【担当部署】
    入試課
    【電話番号】
    049-271-7711
    【所在地】
    埼玉県坂戸市けやき台1-1
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