私立

東洋学園大学

入試対策情報

日本史

2022年度入試の問題分析

A・B日程ともに、大問4題、小問50問で、全問マークシート方式での出題である。すべての大問にそれぞれ1,000~1,500字程度のリード文が置かれ、空欄補充問題と下線部設問が設置されている。設問全体の6~7割が用語選択問題で、残りが文章選択問題である。選択肢はすべて4個となっている。なお、図版やグラフ・史料などは使われていない。時代では、A日程では、3世紀~戦後の1940年代まで、B日程では、院政期~1980年代までが出題された。2021年度の入試では大問の一部が戦後史であったものが、2022年度では2020年度の入試と同様に大問1題が戦後史であった。さらに、A・B日程とも大問3・4の2題が近現代に割りあてられており、新しい時代の比重が高い。分野では、政治史が全体の4~5割を占め、社会・経済史、外交史、文化史がそれぞれ1~2割程度となっている。2021年度まで見られた、リード文に挙げられた西暦年と同じ年の出来事を選ぶという、時代感覚を問う問題が姿を消し、一方で、歴史地理の知識を問う問題が微増した。難易度としては標準的で、一部の選択肢に詳細な用語・内容が含まれる場合もあるが、ほかの標準的な内容の選択肢を吟味すれば、正答を得ることができるだろう。

2023年度入試対策・学習アドバイス

教科書中心に基礎事項を固める

基本事項を問う設問が多く、教科書を中心に学習を進めておけば、十分に対応する力をつけることができる。政治史の割合が大きいので、教科書に沿って古い時代から順に流れを追っていくと、学習も進めやすいだろう。教科書で、歴史的事象の背景(原因)・経過・結果(影響)を理解することを心がければ、必然的に覚えている用語の数も増え、暗記の効率も上がってくる。歴史地理の知識を問う問題が出題されるので、遺跡・戦場・都市・旧国名など、地名や特定の場所に関する歴史用語が出てきた際には、必ず地図で場所を確認し、現在の都道府県名ではどこに相当するのかを確認しておこう。2022年度は出題がなかったが、時代感覚を問う設問に対応するために、前近代の出来事は50年単位で(○世紀の前半か後半か)、近代以降は10年単位で(1880年代、1890年代など)整理しておけばよい。受験生が苦手に感じることが多いであろう文章正誤問題は、誤りの箇所が明確であるものがほとんどなので、比較的対応しやすい。過去問演習を繰り返して、細かい箇所にとらわれずに選択肢を絞っていく訓練を積んでおこう。

近現代史への対策は早めに

2021年度に一旦近現代の比重が下がったものの、2022年度は2020年度以前と同様に、近代・戦後に大問が1題ずつ割りあてられていた。この近現代重視という東洋学園大学の特徴を鑑みると、戦後史も含めた早めの近現代史対策は必須である。2023年度も近現代の出題が多く戦後史は必ず出題されるものと考えて、学習を進める必要がある。出題の下限も1980年代であり、今後さらに新しい時代も出題される可能性を考慮して、1990年代くらいまでは見ておきたい。

過去問を活用しよう

文章正誤問題などは、ある程度慣れると、誤りの箇所を見つけるスピードも精度も向上させることができる。また、過去に出題されたテーマが再び問われる可能性もある。数年分の過去問を入手して、演習しておきたい。