私立

聖心女子大学

入試対策情報

英語

2020年度入試の問題分析

例年どおり、読解総合問題を軸とした出題であり、記号で答える客観式問題だけでなく、和訳問題・説明問題・英作文問題といった記述式問題も課されている。本文中の単語や下線部を英語で言い換える問題や空所補充問題が多く、「この単語はここではどういう意味で用いられているのか」「この空所にはどういうニュアンスの語が入るべきなのか」ということをその場で判断する柔軟な思考力が求められている。また、読解総合問題のなかで「本文の趣旨を表わす次の文を完成させるために、空所に入る最も適切な語を本文中から選んで書きなさい」という出題もあり、本文の趣旨を正確に捉えたうえで、適切な語を自分で書くという応用力まで問われている。さらに、本文内容に関する60語程度の自由英作文も課されているので、小手先のテクニックなどではなく、語彙(ごい)力・読解力・表現力を含めた英語の総合力を着実に高めていく必要があるといえるだろう。

2021年度入試対策・学習アドバイス

まずは語彙(ごい)力を増強せよ

読解・文法・英作文を問わず、すべての基盤となるのが語彙(ごい)力だ。市販の単語集で対策している受験生が多いと思われるが、聖心女子大学では本文中の単語・フレーズを英語で言い換えさせる問題が多いので、単語集に載っている訳語を機械的に暗記するのではなく、「この単語はこういった意味合いだ」というイメージで理解しておこう。また、A方式では英文中の単語を指示された品詞に変えて書かせる出題もあるため、活用形も含めてスペリングまで正確に覚えておく必要がある。短期間で語彙(ごい)力を向上させるのは難しいので、隙間時間を利用して毎日コツコツ地道に対策しよう。

文法は整序問題で対策せよ

A方式では独立した文法問題は出題されないが、素早く正確に長文を読みこなすには文法知識が不可欠であり、一通り問題集で対策しておくことが望ましい。そこでお薦めなのは、文法問題集で定番となっている整序問題に徹底的に取り組むことである。そうすれば、文法の復習になるだけでなく、正しい英文を自分で書く訓練を重ねていることになるため、英作文でも大いに役に立つ。

読解対策は根拠を意識せよ

聖心女子大学では、読解力が合否を分ける最大の鍵となる。内容に関する客観式問題だけでなく説明問題や和訳問題のような記述式問題も出題されるので、読解問題集を使って様々な出題パターンに慣れておこう。和訳問題では単語を1語ずつ日本語に変換して漫然とつなぐのではなく、「このandはどの要素を対等な関係でつないでいるのか」「この部分はOかCか」のように英文構造を分析したうえで、その構造に沿って訳出することが求められている。問題集で対策する際にはフィーリング頼みではなく、解答の根拠を意識しながら解き、自己採点時には必ずその根拠を確認しよう。

英作文は添削指導で対策せよ

A方式では、長文のテーマに関連する内容を60語程度の英語で書くという英作文が定着している。自分の考えを論理的な英語で書くのは独学ではかなり難しいので、日常的に添削指導を受けて自分が書く英文の課題を指摘してもらうのがよい。そうすれば、自分の苦手な部分が認識できるので、単複・冠詞・時制のような文法的ミスが減っていき、論理の展開といった英作文に必須のスキルも身についていく。