<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

私立

とうきょうじょし

東京女子大学

東京女子大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中

世界史

2023年度入試の問題分析

2023年度の東京女子大学の入試問題は、大問1題あたりに設問が8~15問出題されている。リード文についても、歴史的事象を指摘する形式や史料を引用した形式、共通テストのように生徒が主体的に学習している会話文形式など多様である。また、史料や図版・地図の出題も見られる。時代別に見てみると、古代~戦後史まで含めて幅広く出題されており、地域別に見てみると、東洋史・西洋史からバランスよく出題されている。設問の形式はほぼ記述式で、記号選択の問題が各所に散見される程度である。問われている内容としては、事件や人物の名称や政策、地名といった基礎的な内容といえるが、政治史・経済史・文化史・社会史など多岐にわたる分野から出題されているので、通史学習の際に政治史に偏らないように注意が必要である。

2024年度入試対策・学習アドバイス

近現代史まで広く学習すること

東京女子大学の世界史は、例年、東洋史・西洋史に偏りなく近現代からの出題が見られる。特に20世紀の世界史である、2つの世界大戦や戦後史の学習に抜けのないようにしたい。一方で、古代史や中世史、近世史からの出題も散見され、時代や地域に偏った学習に陥らないことが重要と言える。まずは教科書の内容をしっかりと理解することを優先してほしい。また、教科書に書かれている説明や内容などの言い回しを変えてくるなど、文章の読解能力を試すような出題も見られるので、教科書に書かれている内容を着実に理解しておく必要がある。その際、わからない語句などは用語集などを用いて積極的に調べる習慣をつけておこう。

アジア史を満遍なく

東京女子大学の世界史は、アジア史からの出題が目立つが、なかでも、東アジア史からの出題が多く見られる。特に、中国史は古代から戦後まで幅広く出題されるため注意したい。一方で、西アジアや南アジア、東南アジアからの出題も見られるため、東アジア史だけに比重をかけすぎないように気をつけよう。また、通史学習を終えた後は、戦争や条約などを中心に日本とアジアの国々の関係を再度見直しておくと良いであろう。

地図・史料・図版問題の対策

東京女子大学の世界史は、例年、多彩な出題方法をとっており、単純な語句の暗記では太刀打ちできないように工夫がなされている。地図問題に関しては、教科書に登場する都などの主要な都市の位置を日頃から確認しておく必要がある。史料や図版を用いた問題については、その場で内容を読み込んで、掲載されている情報から史料・図版が何をあらわしているのかを推測することが重要である。

繰り返し出題される問題

東京女子大学の世界史は、朝鮮や中国近現代史で、過去の問題で類似したような問題が出題されることがある。それゆえ、過去問を多く解くことで、東京女子大学が受験生に求めている知識がわかるであろう。また、東京女子大学は古代史から近現代史まで幅広い出題が目立つと先述したが、過去問に多く触れることで、幅広い時代の学習ができる。

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