明治学院大学大学からのお知らせ 学びの特徴
※今年度(2025年4月入学)情報を掲載中
文学部
注目ポイント
文学部は、創設者ヘボンのキリスト教精神と人間主義、言語や文化への関心を受け継ぎながら、多種の言語と文学・芸術・文化を扱っています。これら幅広い表現分野を対象に、知識だけでなく、応用力、理解力、言語表現力を身につけることを通じて、人間とは何か、人間はいかにあるべきかを問います。世界の多様性と変化に対応しつつ、社会に貢献できるような能力と個性を育てることを教育目的としています。3つの学科は独自性が強く、それぞれの目標と方針を持って人材の育成にあたっていますが、いずれも柔軟な思考と発想を重んじているのが特徴です。
- 英文学科
-
「イギリス文学コース」「アメリカ文学コース」「英語学コース」の3つの専門コースを設置して、英語による文学の研究を通じて、人間性への洞察と英語圏諸文化への理解を深めること、また、英語という言語を様々な側面から科学的に研究することにより、人間の相互交流に不可欠なことばの本質・機能について理解を深めることを重要な目標としています。また、優秀な英語教員の養成で定評のある同学科では「英語教育科目」群を設置しており、英語教育の理論と実践、最新のテクノロジーを利用した英語教育についても学ぶことができます。
- フランス文学科
-
フランスの言語および文学・芸術・歴史・思想の研究を通じて、斬新な視点をもった、創造性あふれる人材を育成します。刺激的な発想や感覚や知識の宝庫であるフランス文化の様々な側面に触れながら、感性と思考力を養い、自らの着想を他の人々に確かに伝える表現力を鍛えます。1・2年次でフランス語習得のための科目を多く設け、3年次からは、「ことばと文学」「思想と社会」「芸術と文化」の3系列に分かれ、自身の興味ある分野への学びが始まります。また、少人数によるゼミでは、独自のテーマを見いだし卒業論文に取り組みます。さらに、パリ・カトリック学院や南フランスのエクス=アン=プロヴァンス政治学院等への留学制度が用意されています。
- 芸術学科
-
1年次に幅広く入門的な講義を履修し、その講義を通じた実感をもとに、2年次から「音楽学コース」「映像芸術学コース」「美術史学コース」「芸術メディア論コース」「演劇身体表現コース」「総合芸術学コース」の6つのコースから自身の興味あるコースを選択します。「音楽学コース」では、音楽理論や分析法などの習得を重視。世界の音楽、文化を国際的な視野で考察します。「映像芸術学コース」では厳選した100本の映画作品を鑑賞し、シナリオの構造、映像記号学など、多様なアプローチで映像の探究を行い、「美術史学コース」では、美術史理論から現代アートまで学び、さらに西洋・東洋・日本の美術を捉えます。「芸術メディア論コース」では、芸術をめぐるメディア論、演劇を中心としたパフォーミング・アーツなどの講義を展開し、「演劇身体表現コース」では古今東西の舞台芸術の歴史や理論、その可能性、意味について学びます。「総合芸術学コース」では、芸術をめぐる多様な領域を横断的かつ学際的に学び、芸術を総合的に理解することをめざします。
経済学部
注目ポイント
経済学は人・金・物の動きを対象とする非常に広い学問であり、生活と直結した実学です。経済学部では、経済学の多様性や新しい変化に弾力的に取り組めるよう、実際の現場で応用できる実践的な科目を多く配置しています。経済学科、経営学科、国際経営学科の3学科体制で、その分野の基礎力を身につけるとともに、社会で活躍できる人材の育成をめざします。
- 経済学科
-
経済学の分析力を身につけ、現代の経済問題に的確に対処できる、真の経済学的センスを養います。充実した少人数演習や事例研究、IT技術を習得する機会、海外でのフィールド・スタディによる実地調査などが設定されています。2年次からは「ポリシー・アナリシスコース」「企業・制度デザインコース」「グローバル・スタディーズコース」の3コースから関心や適性に応じて選択。専門性を究めると同時に、個人の適性や進路に応じて多様な履修プログラムを組み立てられます。
- 経営学科
-
経営学、マーケティング、会計学の各分野に対して深い理解力と思考力を持ち、同時に各分野を横断的かつより広い視点から捉えられる能力を備えた、ビジネスエキスパートの育成をめざします。1年次には、経済学・マーケティング・会計学の基礎を重点的に学習。2年次以降は、理論的な基幹科目と実践的な応用科目を、目的に合わせて体系的かつ段階的に学びます。
- 国際経営学科
-
早期から国際経済・経営に関する全般的な基盤となる知識を身につけ、原則として全員が2年次秋学期に留学を体験するカリキュラムを用意しています。現地での語学研修に加え、経済学やビジネスの専門の勉強や市場調査を行い、それぞれの国の文化や習慣、購買行動を理解します。その後、「マネジメント&ストラテジー」「アカウンティング&ファイナンス」「トレード&インダストリー」の3つのコースから自分の関心に合ったコースを選択し、それぞれの領域で専門能力を向上させます。
社会学部
注目ポイント
現代社会では、「他者」を広く認識し、「他者」が生きる現実から学ぶことができる人材が求められています。具体的には、そこから醸成される柔軟かつ様々な視点、問題を深く捉える思考力、そして、社会に新しい可能性を生み出す構想力あるいは実践力などです。そこで、同学部は、社会学科と社会福祉学科の2学科により、「他者」と「自己」への深い洞察力と寛容の学びを通して、人格と個性を尊重し支え合う社会の形成に貢献できる人材を育成しています。
- 社会学科
-
入学前から始まる4年間切れ目ない少人数の演習科目を通して、読む・聴く・調べる・書く力を身につけます。2年次からは、「文化とメディアコース」、「生命とアイデンティティコース」、「環境とコミュニティコース」から、自分の興味関心に沿ったコースを選び、科目を履修します。また、社会を知るにはフィールドワーク(現場での調査)が不可欠であることから、社会調査関連の科目にも力を入れています。「表現法演習」の授業では、放送や出版に携わる講師から映像・文章などの表現を学ぶとともに自分たちの手で作品を通リ、メディアに対する理解を深めます。
- 社会福祉学科
-
現代社会において増大する様々な社会問題を解決するために、社会福祉の役割はますます重要になってきています。社会福祉学科では、基本的人権と人間の尊厳の視点から、人々の生活課題を科学的に分析し、それらを解決するために、個人を支援し、よりよい社会を創り上げていく方法を探究しています。社会福祉士や精神保健福祉士等の専門職をめざす「ソーシャルワークコース」と、幅広く福祉を学ぶ「福祉開発コース」の2コースを設置。1年次は基礎的な社会福祉の学習を行い、2年次からコースに分かれます。フィールドワークや演習をはじめ、資格にとらわれない広く自由なカリキュラムとなっています。
法学部
注目ポイント
法学部は、学生が社会に出て、正義・公平の見地から賛成できない場面に直面したとき、「声」をあげる勇気をもった人材育成を目指しています。そのために、法律や政治の仕組み・制度について学び、それを使いこなす思考力・判断力を身につけていきます。卒業生は、司法書士や税理士などの専門職として、また、公務員・NPO・政界、民間企業などの様々な分野で活躍しています。
- 法律学科
-
法律学を学ぶことの根本的な意義を理解した上で、善悪に対する判断力を研ぎ澄まし、法律という専門的知識を駆使して社会に貢献できる人材を育成しています。徹底した少人数教育のもとで、基礎から基本そして応用へと専門的知識の理解が深まるように配慮し、新しい法曹養成制度と複雑化した現代社会の多様なニーズに対応できるカリキュラムを用意しています。一般企業、公務員、企業法務、大学院進学、各種資格取得、公益的活動など様々な進路・関心に応える多彩な科目を数多く配置。2020年4月より、「法曹コース」を開設し、法曹を目指す学生をサポートしています。在学生のほか、卒業生や教員で構成する「白金法学会」が資格取得・公務員受験・就職活動などをサポートします。また、少人数のクラス構成や、大学院生の特別TA(ティーチングアシスタント)制度によって、親密できめ細かい指導を受けられます。
- 消費情報環境法学科
-
消費者の権利や役割を理解するための「消費者法」、企業の活動に関する法を理解するための「企業活動法」、地球環境を保護するための法や政策を理解するための「環境法」。これらの法律群を"現代"の"法"という視点でパソコンも活用しながら学び、情報化時代にふさわしい判断力と情報活用能力を養っていきます。また、消費者問題に精通した実務家による「消費者法演習」、ノートパソコンを活用した「情報処理」「法情報処理演習」、自然環境のしくみと人間活動の影響を学ぶ「環境科学」などの科目も開講しています。
- グローバル法学科
-
「国際法」「国際私法」「グローバル企業法」「EU法」など、国際関係に着目した法分野を中心に、多彩な科目を用意しています。さらに、2年次秋学期に全員が海外5カ国(アメリカ・オーストラリア・カナダ・アイルランド・イギリス)の協定大学に半年間留学し、現地で英語と法律を学びます。そして、法的な解決能力を身につけたグローバル人材を育成し、「法的な解決能力」「実践的なコミュニケーション能力」「柔軟な異文化理解力」の3つの力を身につけます。また将来は、多国籍企業、国際機関、NPO/NGO、エアラインスタッフ、ジャーナリスト、アナウンサー、弁護士など、国内外のさまざまな舞台で活躍できるよう、希望の進路に合わせた履修モデルも整っています。
- 政治学科
-
政治とは、社会に発生する問題を解決するために、その構成メンバーが共同で意思決定をして実行するプロセスです。そして、政治的問題を扱うためには、現象の本質を明確にする科学的アプローチ、現象の歴史的背景の理解、哲学・思想的な構想力が必要になります。政治学科は、この総合的なテーマに取り組み、総合的な判断力と批判力、勇気と他者の境遇への想像力を備えた"教養ある政治的市民"の育成をめざします。「政治学原論」「政治学基礎演習」を土台に、「ガヴァナンス」「メディア・ポリティクス」「グローバル・ポリティクス」の3分野を系統的に学べるよう履修モデルを提示しています。また、実務家講座として国連の関連機関やマスコミ新聞社、国際的NGO機関などから講師を招いて「総合講座」を行っています。
国際学部
注目ポイント
1986年、明治学院大学の国際学部は日本で初めて「国際学部」という名称を持った学部として誕生しました。多様な領域の学問を一堂に学ぶことができる国際学部のパイオニアで、高度な異文化コミュニケーション能力や現代社会を正しく理解するための学際的アプローチの視点、様々な問題解決に主体的参加・貢献できる能力を身につけていきましょう。
- 国際学科
-
人文・社会科学にまたがる専任教員を擁し、激動し複雑化する現代社会を解明する授業を進めています。これにより自ら物事を考える力を養うと同時に、学生の人格的成長を促します。世界のあらゆる地域について学ぶことのできるよう、アジア、ヨーロッパ、アフリカなど広範囲にわたる地域研究系科目を配置。「平和研究」「環境問題」「多文化社会」「比較文化」「国際・比較経済」「比較法政」という学際的テーマを設け、経済、政治・法、文化、言語いずれのアプローチからも学習できる専門科目も配置しています。2年次からは少人数のゼミ(演習)がスタート。「校外実習」という海外フィールド学習も行います。また、カリフォルニア大学を中心とする交換留学生と共に、英語による授業を受講することもできます。
- 国際キャリア学科
-
卒業後に国際的な場で即戦力として活躍できるよう、現在のグローバル化・多様化した世界で生じている現象を的確に理解し、多様な国籍の人々と共同作業を行う能力を有する人材の育成を目指します。そのため、同学科では専門の授業を原則全て英語で実施。最初の1年半は、徹底した英語教育で包括的な英語スキルの育成と学問的基礎力の育成を行います。少人数教育を追求し、教員と学生の双方向型のコミュニケーションを基礎として授業を展開。アカデミック・アドバイザー制度のサポートにより、学生一人ひとりが担当教員と相談して、自分の学習過程だけでなく、長期留学や国内外インターンシップなどの計画を立てることができます。少なくとも1年間は外国で専門教育を受けることを推奨しており、多様な海外学習プログラムを提供。4年間の集大成として「Graduation Project」の作成につなげます。
心理学部
注目ポイント
心理学部では、明治学院大学の教育理念"Do for Others"の精神のもと、「こころを探り、人を支える」教育を展開しています。現代社会で多くの人が遭遇する様々な問題に対して支援することができる「心理支援力のある人間の育成」をめざします。
- 心理学科
-
こころの仕組みやメカニズムの科学的解明とともに、人間のよりよい在り方や望ましい社会の形成に役立つ“社会との関わりを重視した実践的な心理学”が特徴。総合的な領域を学ぶことで、人のこころを理解し、支援することをめざします。「知覚心理学・学習心理学」「生理心理学・比較心理学」「教育心理学・発達心理学」「臨床心理学・人格心理学」「社会心理学・産業心理学」の5つの専門領域を設定。4年間一貫した少人数教育の演習や実験・実習科目で心理学を学び、堅固な土台を築くと共に、自己理解を深め心理学を卒業後にどのように生かしていくのか、卒業後のキャリアについても考えます。また、「心理学英語講読」では、心理学の英語論文を読みこなせる能力を養います。
- 教育発達学科
-
2年次より「児童発達コース」「特別支援コース」「国際教育コース」の3コース制を導入。1年次は「子ども理解」の領域を中心に学び、2年次から専門性、進路に応じた履修コースに分かれます。3年次からは専門性や進路に応じた各コースでの学びをゼミでの学生相互間の学習を通じてさらに深めます。
「児童発達コース」では、学習理解のプロセス、学習心理学、「特別支援コース」では特別支援教育、障害児医学、「国際教育コース」では、多文化教育、多文化支援心理学などを中心に学びます。
各コースでは、小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許のほか特別支援学校教諭一種免許、中学校教諭二種免許(英語)の組合せで取得が可能です(コースによって取得可能な教員免許が異なります)。実際に教壇に立つことを到達目標とし、公立小学校・幼稚園・特別支援学校教諭採用試験、私立の教員採用試験などの合格をめざします。
情報数理学部 ※2024年4月開設
注目ポイント
近年、AI (人工知能)を中心とする情報技術が急速に発展し、社会を変えつつあります。文部科学省による数理・データサイエンス教育の推進、内閣府によって提唱された Society 5.0 などにより、今後情報数理分野はさらに重要性を増し、情報数理を修めた人材が求められていくでしょう。同学の情報数理学部は、情報技術の動きを数理の立場から学んでいこうとする学部です。情報数理分野では、ICT(Information and Communication Technology)を活用した授業や PBL(Project Based Learning)など、新しく柔軟な形態の教育が開発され、既に実施され始めています。明治学院大学もこうした教育をとりいれ、これまで培ってきた教育方法や内容と組み合わせながら、新時代に向けてさらに発展した授業を展開します。
- 情報数理学科
-
同学科では、数学的素材で組み立てられた情報科学分野の速い変化に適応できる、数理的理解力や数理科学を基礎教養とした情報科学を学びます。また、これからのコンピュータやAIで何ができるかを知るため、高度なICTを利活用します。さらに、情報倫理に配慮し、情報・数理科学と社会との接点や連携を強く意識した教育や、修得した高度ICTのスキルを国際社会で活かし、世界から情報を得て、自らも発信できる教育に力を入れます。
カリキュラムでは、1・2年次では、数学や情報を基礎から学び、3・4年次のコースを「数理・量子情報」「AI・データサイエンス」「情報システム・セキュリティ」に分類し、学生の志向や卒業後の進路に合わせてどの分野を重点的に履修するかを選択することができます。また、課題解決型のProject Based Learning(PBL)科目を3年次に配置し、実際の企業で行われているようなプロセスを体感できる実践的な教育も特徴の1つです。
このページに関するお問い合わせ
大学・部署名 | 明治学院大学 入学インフォメーション |
---|---|
Tel | 03-5421-5151 |