<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

私立

かまくらじょし

鎌倉女子大学

鎌倉女子大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中

生物

2023年度入試の問題分析

特待生チャレンジ試験は、記述式および選択式で、2023年度は6題26問(解答欄は計88)であった。2022年度は6題25問(解答欄は計71)、2021年度は6題26問(解答欄は計60)であったから、小問数はほとんど変わらないが、解答欄数は増加する傾向にある。2023年度は字数指定の記述問題が3問(25~60字以内)、計算問題が2問(うち1問は穴埋め)、描図問題(グラフ)が1問出題された。2022年度は字数指定の記述問題が1問(100字以内)、計算問題が7問出題されていたので、やや易化しているといえる。

全体として解答に要する時間はそれほど変わらず、分量は試験時間に対してほぼ適正である。

2023年度は細胞(細胞小器官)、遺伝子(ゲノム、細胞周期)、代謝(酵素、光合成、呼吸)、体内環境の維持(ホルモン)、動物の環境応答(神経系)、動物の行動(フェロモン、ミツバチのダンス)、植物の環境応答(植物ホルモン、花芽形成)、生態系(食物連鎖、生態系の保全)の分野から出題された。2022年度は細胞(細胞小器官)、遺伝子(遺伝情報の発現)、生体物質(タンパク質)、体内環境の維持(腎臓、ホルモン)、代謝(酵素、光合成、呼吸)、動物の環境応答(感覚、神経系、興奮の伝達)、植物の環境応答(光受容体)、2021年度は細胞(顕微鏡操作、細胞内共生説)、体液(循環、血液凝固)、代謝(酵素、ATP、光合成、呼吸)、動物の発生(卵割、ウニの発生)、遺伝子(ゲノム)、生殖(減数分裂、性染色体)、生態系(物質循環、地球温暖化)の分野から出題されている。全体的に見て出題に偏りはない。

すべて入試の基礎~標準的なレベルの問いであり、取り組みやすい。

2024年度入試対策・学習アドバイス

教科書で基本知識を繰り返し確認しよう

高校教科書の知識が、各分野から幅広く出題されているので、まんべんなく知識を確認しておく必要がある。知識に不安を感じる分野があれば、十分な時間を割いて高校教科書を繰り返し熟読しておくとよい。用語の確認には、教科書の巻末にある索引を活用するとよい。何度も目を通して知らない用語がないようにしておくのである。参考書などを用いた学習は原則として不要である。

基礎~標準レベルの問題集で問題演習しよう

すべて入試の基礎~標準レベルの出題であるから、あまり難しい問題集を演習しても効率的な学習はできず、効果は期待できない。「中間・期末試験対策」と銘打った基礎~標準レベルの問題集の方が知識の確認にも役立つので、まずはこのような問題集を徹底的に演習する方がよい。1冊の問題集を、誤った問いや不安のある問いに印をつけながら、全分野を通してやや短い期間で演習し、印をつけた問いを教科書で確認しながら再度演習すると効率よく問題演習ができる。余力があれば、2冊目、3冊目…と進めてもよい。

標準レベルの入試問題集にチャレンジしよう

記述問題の対策としては入試問題集を解くことをおすすめする。あまり難しい国公立理系用の問題集を演習する必要はなく、標準レベルで問題数のそれほど多くない入試問題集がよい。学校傍用問題集も手元にあれば役に立つ。過去問の練習も過去3年分ほどやっておきたい。

PAGE TOP