入試対策情報
英語
2022年度入試の問題分析
大問5題で構成されている。独自の多彩な出題形式による設問で、幅広い角度からオールラウンドな英語力が試されている。出題内容は、第1問(文法・語法10問)、第2問(2つの会話文による空所補充10問)、第3問(会話文と英文の融合問題による空所補充・内容説明・内容不一致)、第4問(2つのグラフを含む英文中の空所補充と語句整序)、第5問(400語程度の英文による要約文完成・適語補充・内容説明・内容一致)とバラエティに富んでいる。解答形式は、第5問の適語補充以外は客観式である。難易度は、高校の教科書レベルの内容がきちんと理解できていれば十分に対処できる基本的なものといえる。ただし、全体的な分量が多めで、設問形式が多様であることや読解系の問題の比重が高いことから、試験時間内で処理するには、かなりのスピードが要求される。長めの会話文やグラフに関する設問などは独自のものであるが、全体にバランスのとれた構成で、基本事項の確認問題も多いので、落ち着いて問題に取り組み、ケアレスミスがないようにしたい。
2023年度入試対策・学習アドバイス
時間配分に注意しよう大問数が多く、出題内容も多岐にわたっているので、まずは過去問を通して、時間配分には十分な配慮をしておくとともに、多様な独自の出題形式にも慣れておくことが大切だ。過去問は最大限に活用したい。
読解問題では多彩な設問形式に慣れておくことが大切である読解問題では、英文の分量自体は標準的なものであるので、英文を速く読むことにとらわれて雑な読み方をしないように心がけよう。高度な語彙力を必要とする英文は出題されないので、基本的な語彙の習熟に努めると同時に、過去問を通して多彩な設問形式に慣れておくことが大切である。第4問はアメリカの教育状況調査結果に関するもので、200語程度の英文のほかに2つのグラフが載せられている。設問は空所補充と語句整序で、英文およびグラフの内容説明といった位置づけのものである。第5問の「初対面における、身体的接触をともなうコミュニケーション」や「神社仏閣において、現実とのしっかりとした接触感覚をあたえてくれるもの」に関する設問では、具体例として挙げられている内容に気を配りながら、英文を読み進めていく習慣を身につけておくことが大切である。その際、ポイントとなる表現を、メモとして簡潔にまとめておくと効果的である。また、最後の内容一致の5つの選択肢が日本語であることから、文章全体の理解を助けてくれるだろう。
文法・語法や語彙問題は必出文法・語法問題では、基本事項がバランスよく出題されているので、これまでの授業の総復習を通じて、基本構文、文法・語法、語彙・イディオムなどを確実に身につけておくことが最優先となる。
会話表現が重視されている2つの場面(In a restaurant in BostonとInTokyo)における長めの会話文による出題で、適切な応答表現の選択など基本的な会話表現には習熟しておく必要があり、設定された状況を踏まえ、話の流れを正確に読み取る力を身につけておくことが大切である。全体の流れを踏まえた語句レベルでの空所補充問題も出題されており、文脈の理解度が多角的に試されている。
