岐阜聖徳学園大学大学からのお知らせ 入試対策情報
数学II・B
2024年度入試の問題分析
一般選抜B日程は3日間あり、どの日程でも出題形式、解答形式は同じであった。
出題形式は大問が3題、解答形式は大問1が解答欄に答えのみを記入する空所補充形式、大問2・3が記述式であった。
出題分野は、2月8日の大問1は小問集合で対称式、三角比、場合の数、大問2は指数関数、大問3は微分法・積分法からであった。
2月9日の大問1は小問集合で因数分解と整数の性質、2次関数、確率、大問2は三角関数、大問3は数列からであった。
2月10日の大問1は2次関数、三角比、確率、大問2は図形と方程式、大問3は空間ベクトルからであった。
2025年度の出題範囲はI・A・II・B・Cであり、Bは数列、Cはベクトルである。
2024年度の出題分野は様々であり、3日間通してほぼすべての分野から出題されている。そのなかでも、場合の数・確率と三角比・三角関数からの出題が目立っている。問題の難易度は基本~標準レベルのものがほとんどであるが、思考力が必要な問題も出題されることがある。
2025年度入試対策・学習アドバイス
典型問題を解けるようにしよう
出題されている問題は基本~標準レベルのものがほとんどなので、まずは教科書を熟読し、教科書の例題や教科書傍用問題集を解いて基本事項の定着を図ろう。その後、教科書にある章末問題などを利用して、きちんと基本事項が身についているかを確認するとよいだろう。入試まで時間があるならば、受験対策の問題集で基本~標準レベルのものを1冊解くとよい。
問題を解くときもただ答えを出すのではなく、途中経過をきちんと書くようにしよう。途中経過を書くことで間違えたところが明確になり、どういう点に気をつけないといけないかがわかるようになる。
過去の入試問題を解いておこう
教科書の内容が定着して、典型問題が解けるようになったら、岐阜聖徳学園大学の過去の入試問題を解いてみよう。まったく同じ問題が出題されることはないが、似たような問題、分野が同じ問題は何度も出題されている。また、過去の入試問題を解くことで、岐阜聖徳学園大学の出題傾向や難易度、分量を知ることができるので、受験する前に必ず過去の入試問題を解いておこう。今までの出題分野を見ると、特に場合の数・確率、三角比、複素数と方程式、微分法・積分法がよく出題されている。
ケアレスミスをなくそう
大問1は数値のみを記入する解答形式であるから、考え方が正しくても計算ミスなどのケアレスミスをしてしまうと、得点につながらない。大問2や大問3の記述式の問題でも、はじめの方でケアレスミスをしてしまうと、以降の問題に大きく影響してしまうので、ケアレスミスをしないようにしよう。例えば、計算ミスを多くしている人は、自分でどういう計算ミスをすることが多いのかがわかれば、検算するときにも効率的に行うことができる。また、複雑な計算を計算するときには、楽に計算できないか、工夫して計算できないかを考えてみると、複雑な計算をしなくてもよくなる場合がある。また、計算が楽にならず複雑になる場合も、すぐに諦めるのではなく、最後まで計算をやり切るようにしよう。それだけでも計算力を鍛える練習になる。ただし、解答を見て正しい解答も必ず確認しておこう。