名古屋学芸大学大学からのお知らせ 入試対策情報
生物
2026年度入試の問題分析
2月6日、2月7日、2月8日実施の入試はいずれも、大問は5題からなる。解答は選択型のマークシート方式である。計算問題や考察問題も出題されているが、教科書の基本的な内容を問うものが中心であり、難易度は標準である。解答する問題の数は2月6日が45個、2月7日が44個、2月8日が43個であった。大問1・2が「生物の特徴・遺伝子」、大問3・4が「体内環境の維持・免疫」、大問5が「生物の多様性と生態系」の分野から出題されていた。また、2025年度と同様に「過不足なく含むものを選ぶ」問題が多く出題された。
2月6日実施
【1】顕微鏡操作、【2】DNA構造・遺伝暗号の解読、【3】ホルモン、【4】免疫、【5】生態系・遷移
2月7日実施
【1】細胞、【2】DNA・半保存的複製、【3】ヒトの神経系、【4】体液、【5】生態系
2月8日実施
【1】脊椎動物の系統、【2】遺伝子の本体、【3】ホルモン、【4】免疫、【5】遷移・自然浄化
2027年度入試対策・学習アドバイス
全分野からまんべんなく出題されている
生物基礎の全分野からまんべんなく出題されており、全日程で生物基礎の大半の内容が出題されている。知識問題、計算問題、考察問題がバランス良く出題されており、学習の成果が的確に評価されると思われる。
「答えをひとつ選ぶ」形式の問題ばかりではない
2026年度の入試では、正しい記述を過不足なく含むものを選ぶ問題が多く出題されており、一つひとつの事柄について、的確な知識が必要となる。
特定の分野から様々な内容が問われる
まずは、苦手な分野を克服しよう。そして、文章の正誤を問うものでは、詳細な知識が必要なケースもあるので、教科書の文章にはくまなく目を通し、選択型の問題を解くときには、誤りの部分を正しく直すようにしよう。
計算問題も出題される
2026年度は、ミクロメーターを用いた計測、100個のヌクレオチドからなるDNAの種類、および100個のアミノ酸からなるタンパク質の種類を求める問題が出題された。
考察問題も出題される
2026年度は、塩基の割合から2本鎖DNA、1本鎖DNA、2本鎖RNA、1本鎖RNAのいずれであるかを推定する問題、メセルソンとスタールが行った実験について、仮に半保存的複製以外の複製様式が行われたとしたときの実験結果を推定する問題、人工合成したRNAとそこから生じるポリペプチドから、遺伝暗号の解読を行う問題、ホルモンの量から変異の内容を推定する問題、甲状腺・視床下部・脳下垂体前葉の機能がそれぞれ低下しているマウスの甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンや甲状腺刺激ホルモンの濃度を推定する問題、各生物が何を食べるのかを基にして被食―捕食関係を推定する問題などがあった。大半の問題は、教科書傍用の問題集などに掲載されているので、これらを利用して考え方を身につけよう。
対策
まずは、普段使用している教科書傍用の問題集を用いて、確実な知識を身につける。その後、計算問題や考察型の問題に取り組む。これらの問題はただやり方や答えを覚えるのではなく、どのように考え、どのように解くのかを理解することが重要である。一通りの学習ができたら、過去問を解き、同じ分野の問題を再度、教科書傍用の問題集で演習しよう。


