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愛知淑徳大学

愛知淑徳大学大学からのお知らせ 入試対策情報

古文

2026年度入試の問題分析

一般入試前期〔3教科型・2教科型〕2月6日の問題を分析する。

出典は『沙石集』(鎌倉時代・説話)で、「正直の女人の事」からの出題であった。本文の字数は約822字で、主人公の寺の住職と、宿の女人との会話を押さえていけば、物語の展開は理解しやすい。設問はすべて選択式で、設問数は8問、マーク数は10だった。設問の難易度は「標準」。設問の内容としては、単語の意味を問う問題が1問、語句の解釈を問う問題が2問。これらは重要古語や文法の知識で解くことができる。また、内容合致が1問出され、この説話の内容が問われた。文法問題は1問で、助動詞の意味が問われた。また、内容説明と心情説明の問題が1問ずつで、これらはいずれも本文を丁寧に読むことで、話の展開から前後関係を考えて解答を決めていくタイプの問題だった。文学史が1問で、『沙石集』と同じ鎌倉時代に成立した仏教説話集が問われていた。

2027年度入試対策・学習アドバイス

重要古語と文法の知識が基本

古文読解の基礎は、重要古語と文法の知識である。

まず重要古語を覚えることから始めよう。いくつもの意味を持つ多義語も多い。どういう文脈でどの意味になるのか、確認しながら覚えていこう。慣用句も忘れてはならない。敬語については、本動詞・補助動詞の区別、尊敬語・謙譲語・丁寧語の区別と、その訳し方に習熟し、誰から誰への敬意、という敬意の方向についても理解しておこう。次に古典文法である。文法問題では助動詞について問われることが多いが、用言や助詞についてもよく出題される。また、現代語訳の問題においても、そのポイントが文法にあることは多い。傍線部を品詞分解することができ、そこにある重要古語と文法・語法に気づくことが、解釈問題を解く鍵である。理由や心情などの説明問題においても、その本文中の該当箇所を正確に解釈することで正解に到達できる。品詞分解に従って逐語訳できる力を養おう。

読解力を養おう

「重要古語と文法は覚えたけれど、本文の内容が読み取れない」という受験生が多い。その場面、人物関係を頭に思い描き、敬語や接続助詞に留意して読み進め、主体や客体を補う練習を積むことが重要である。また、指示語の指し示す内容は、常に明らかにして読もう。それらの積み重ねによって、文章全体の内容が捉えられるようになる。

和歌が苦手だという人も多いが、〈五/七/五/七/七〉に区切ったうえで、やはり品詞分解して逐語訳していけば、おおよその意味はわかるものである。和歌は心情表現であるから、和歌が解釈できれば、本文の内容も、よりはっきりと読み取れるようになる。

幅広い知識を身につけよう

和歌修辞が問われることもある。枕詞・序詞・掛詞・縁語・折句などについて学習しておこう。

文学史については、その作品の成立時代とジャンル、作者を整理して覚えておく。有名な作品は、その背景や大まかな内容を把握しておくと、読解の助けにもなる。

問題演習をしよう

過去に出題された問題や、私立大学型の問題集などに取り組み、練習を積んでおこう。多くの文章に触れた経験の蓄積によって、実力が養われるのである。

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