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愛知淑徳大学

愛知淑徳大学大学からのお知らせ 入試対策情報

英語

2025年度入試の問題分析

一般入試前期〔3教科型・2教科型〕2月2日実施は、語彙(ごい)問題、文法・語法問題、会話文、長文問題から成り立っている。長文問題がやや難であるが、多くは基本的な語彙(ごい)力、文法力、長文読解力があれば対処できる問題である。大問Ⅰは語彙(ごい)問題であるが、語定義が書いてあり単語を選ぶもの、単語が書いてあり語定義を選ぶものの両タイプの問題が全部で6問出されている。大問Ⅱが文法・語法で14問、大問Ⅲが1ページ以上ある会話文で、それについてのパラフレーズ問題(下線部の意味に近いものを選ぶ)、空所補充などが10問出されている。大問Ⅳは2ページにわたる長文が出されている。空所補充、パラフレーズ問題と設問は多岐にわたるが、メインは話の流れや段落ごとの意味がきちんと取れているかを問う問題であると思われる。

入試問題全体を通して見ると、語彙(ごい)力、文法力、会話文を把握する力、長文読解力など広く英語力を問われるバランスのよい問題構成であり、受験生の英語力が正しく反映される問題である。設問の難易度は易〜やや難まで混在しているが、平均すればやや易〜標準である。2019年度に出題傾向が変わり、2018年度まで出題されていた大問としての整序問題5問がまったくなくなった。その代わり文法問題が増え、発音・アクセント問題も姿を消した。

2026年度入試対策・学習アドバイス

標準レベルの長文をたくさん読もう

長文は2ページにわたる説明文が主である。はじめから段落番号が打ってあり、いかにもパラグラフを意識させられる長文である。ほとんどの段落について内容と一致するものを選ぶ問題が作られており、部分読み、とばし読みはできない。「木を見て森を見ず」の読み方にならぬよう全体の流れをつかみながら読んでいくことが大切である。また、図解してある選択肢を選ぶ問題が出されており、内容を正確に読み取る力も求められている。対策としては、標準レベルの長文をたくさん読んでほしい。読解力を強化するためには、とにかく内容を追って読んでいくことが大切である。1文ずつゆっくり読むのではなく、単語力をつけたうえであまり辞書を使わずに何度も読む訓練をしてほしい。その際に段落ごとに要旨をつかむパラグラフリーディングを心がけたい。過去問をたくさんやるとよい。

長めの会話文をたくさん読もう

数行の会話問題ではなく1ページもある会話文なので、正しく流れを追って読んでいけるかがポイントになる。非常に口語的であり、流れから推測する力も大切。

会話表現でよく出される表現や受け答えを勉強することはもちろんやるべきだが、ある程度の長さの会話文をたくさん読んでおきたい。愛知淑徳大学の過去問だけでなく、問題集や他大学の過去問も利用して勉強するとよい。

語彙(ごい)、文法・語法対策はぬかりなく

文法問題は、すべてのジャンルをぬかりなく勉強しよう。関係詞や仮定法などの大事だと思われるものだけやっておこうという考えではいけない。接続詞や副詞、代名詞といった文法分野からも出題されている。文法は一通りやればやっただけ得点源となるだろう。レベル的には、高校の教科書での基本文法を徹底しておけば、合格点はクリアできる。語定義は、受験生として必須の単語が習得できていれば大丈夫だと思われる。

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