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とうかいがくえん

東海学園大学

東海学園大学大学からのお知らせ 入試対策情報

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2025年度入試の問題分析

1月28日実施の入試について述べる。2024年度同様、大問6題から構成されている。第Ⅰ問は世界一周ヨットレースを完走した初のアメリカ人女性についての文章で、小問8問、すべて4つの選択肢から選ぶ選択式問題である。本文の内容を問うもの、質問に対する答えを選ぶもの、下線部の意味、空所補充、内容一致などを中心とするものなど、標準的なレベルの問題で構成されている。第Ⅱ問は、ある学校の成績分布のグラフの読み取りに関する英問英答問題(5問)である。東海学園大学ではグラフだけを掲載して、その内容を読み取らせる出題が例年続いている。第Ⅲ問は、基本的な選択式の文法・語法問題(10問)である。第Ⅳ問は短めの対話文で空所に適切な発話を入れる問題(7問)であり、第Ⅴ問では5つの選択肢を並べ替え、下線部のある空所に入る語を記号で答えさせる整序英作文問題(5問)である。第Ⅵ問は2024年度と同様、英語で提示された定義に合う英単語を選ぶ問題(5問)であった。

2026年度入試対策・学習アドバイス

長文は時間を計って解こう

第Ⅰ問の長文読解は設問の選択肢が比較的長めの英語で書かれていることがあり、英語の選択肢が苦手、あるいは客観式の長文読解問題を解き慣れていない受験生は大きく時間を要してしまう可能性がある。過去問を解くときは、時間を計って時間を取り過ぎないようにしたい。見慣れない語や難度の高い単語には語注がつけられているので、本文を読み進める前に先に語注に目を通しておき、できるだけ余計な時間をかけないようにしたい。第Ⅰ問の長文読解問題は、多くが日本国内で刊行されている英字新聞やニュースサイト、易しめのニュース記事などから出題されていることが多いので、複雑な構造の英文はあまりなく、比較的読みやすい内容やテーマの場合が多い。第Ⅱ問のグラフの読み取りの問題は、過去問や類似する問題集などを活用して対策を進めておくとよい。

文法・語法は基礎事項を確実に

第Ⅲ問の文法・語法問題は、単元別に基礎的な文法事項を学習し終えたら、市販の客観式の文法・語法問題を繰り返し解くことが重要である。演習をするときには、基本〜標準レベルの問題を中心に解くとよい。ただし、単に解答だけを覚えるのではなく、なぜその選択肢が正解になるのか、またほかの選択肢がなぜ不正解になるのかを理解することが大切である。第Ⅳ問の対話問題は、人物同士の関係やどういう状況での対話なのかを把握しながら読むことが大切である。対策としては市販の会話問題集などで演習を積むとともに、基本的な口語表現も覚えておくようにしたい。第Ⅴ問の整序問題は、文構造や基本的な熟語の知識を問う問題であるが、とりわけ動詞の使い方に習熟しておくようにしよう。また、設問に日本語が明示されていないため、意味内容を予測しながら文を組み立てる必要があることにも留意しよう。熟語は、早い段階から熟語集などを用いて準備を進めておききたい。

単語・熟語は早めに覚えよう

第Ⅵ問の語彙(ごい)問題は、単語の定義を読み取る読解力が必要である。過去問を解くこと、日本語の意味をつかみにくい単語などは英英辞典で調べることも効果的である。日頃から語彙(ごい)力・文法力・読解力をバランスよく身につけていくことを心がけたい。

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